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ジェームズ・キャメロン監督、「アバター」続編拡大に反対されていたことを告白

2025年12月10日 16:00

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ジェームズ・キャメロン
ジェームズ・キャメロン
Photo by Amy Sussman/WireImage/Getty Images

アバター」シリーズのジェームズ・キャメロン監督が、続編の本数を3本から4本に増やす決定に対し、スタジオから反対を受けていたことを米Discussing Filmとのインタビューで明かした。キャメロン監督は「また20億ドルを稼ぐチャンスを得るというのに、いったい何が問題なのか?」と強気の姿勢で押し切ったという。

2009年の記録的大ヒット作「アバター」の後、キャメロン監督は当初3本の続編を開発するため脚本家チームを結成した。「3本の脚本に取り組んでいたんだが、それが4本になった。2本目が2本に分割されて2作目と3作目になったんだ」とキャメロン監督は経緯を説明。当初「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」として予定されていた脚本を、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」と新たな3作目「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」の2本に分けることを決めたのだ。この決定により、元々3作目として予定されていた作品が4作目となり、シリーズ全体が5部作に拡大された。

しかし、この拡大案はスタジオからの支持をすぐには得られなかった。

「実はスタジオからかなりの反対を受けたんだ」とキャメロン監督は明かす。

「私の反論はこうだ。『ちょっと待ってくれ。あなたたちがまた20億ドルを稼ぐチャンスを得られるというのに、いったいどの部分に疑問があるんですか?』」

この自信には確かな根拠があった。オリジナルの「アバター」は世界総興収29億ドルを稼ぎ、現在も映画史上最高興収記録を保持している。そしてキャメロン監督がスタジオへの反論で語った通り、2022年公開の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」は23億ドルを稼いで歴代3位の興行収入を記録した。今月後半に公開される「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」にも、世界興収20億ドル突破へのプレッシャーがかかっている。

なおキャメロン監督は以前、「アバター4(仮題)」の一部シーンは既に撮影済みであることを明かしているが、次作の撮影を完了し「アバター5(仮題)」へと進むかどうかは、すべて「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」の興行成績次第だという。

シリーズ第3弾「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」は12月19日公開。

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