【12月10日はルーカスフィルムの設立記念日】「スター・ウォーズ」誕生の軌跡を、ドキュメンタリー「ライト&マジック」でたどる
2025年12月10日 12:30

本日12月10日は、ルーカスフィルムの設立記念日。「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスによって、今から54年前の1971年12月10日、カリフォルニア州のサンラファエルで誕生したルーカスフィルムは、「スター・ウォーズ」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズといったヒット作を世に送り出し、同社の特殊効果部門であるインダストリアル・ライト&マジック(ILM)は、最先端の映像技術を駆使し、映像と音響の両面で革命をもたらしている。
そんなルーカスフィルムの歩みを、秘蔵映像満載でたどることができるのが、ディズニープラスで配信中のドキュメンタリーシリーズ「ライト&マジック」だ。ルーカスはもちろん、盟友スティーブン・スピルバーグやロン・ハワードなども登場し、77年に全米公開された「スター・ウォーズ」をはじめ、映画製作の貴重な舞台裏が映し出されている。
空前の大ヒットで社会現象を巻き起こし、SF映画の枠を超えて、国内外のカルチャーにも多大な影響を与えた「スター・ウォーズ」。しかし、完成までの道のりは波乱万丈だった。ルーカスが「スター・ウォーズ」の脚本を書いていた当時、SF映画はB級扱いで興行収入も低迷していたのだ。
さらに、フォース、ジェダイ、ドロイドといった今ではおなじみとなった世界観も、当時は、理解や想像ができる映画スタジオは皆無で、ルーカスが企画を持ち込んでも却下される日々。ついに20世紀FOXのプロデューサーが興味を示し、やっと映画製作をこぎつけたものの、予算も時間もノウハウもなかった。
そこで、ルーカスの思い描く「スター・ウォーズ」の世界観を表現するために、キャラクターや宇宙船を描くのが得意なデザイナー、模型作りの達人、背景を描くペインターなど、映像制作に情熱を注ぐ若者たちが集められた。それぞれの知恵をしぼり、試行錯誤を重ね、朝から晩までほとんど休みなく、夢中になって作り上げた映像は、世界中のファンを驚きと興奮の渦に巻き込むことになる。
その後、ILMとして「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」に加えて、「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ハリー・ポッター」「ジュラシック・パーク」、さらにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品といった超人気フランチャイズで才能を発揮する彼らは、長年にわたり視覚効果の最前線を走り続け、アカデミー賞視覚効果賞の常連となっている。
そんなILMの“マジック”は、7年ぶりに映画館で公開される「スター・ウォーズ」の新作映画「スター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー」(26年5月22日公開)でも存分に堪能できるはず。同作への期待をさらに高めるためにも、ぜひドキュメンタリーシリーズ「ライト&マジック」を、ディズニープラスでチェックしてほしい。
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