「北方謙三 水滸伝」佐藤浩市が王進役、松雪泰子が馬桂役!【コメントあり】
2025年12月10日 07:00

織田裕二、反町隆史、亀梨和也が共演するWOWOWの連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」の新キャストが発表された。武を極めし孤高の師・王進(おうしん)役に佐藤浩市、乱世に翻弄されるスパイ・馬桂役(ばけい)役として松雪泰子が出演する。それぞれのビジュアル、場面写真が公開された。
本作は、累計発行部数1160万部を突破した北方謙三による歴史大河小説の金字塔「水滸伝」シリーズ(全19巻/集英社文庫刊)を日本ドラマ史上、規格外のスケールで完全映像化する一大スペクタクル。「水滸伝」は、腐敗した世を憂い、法に背いてでも正義を貫こうとする“はみ出し者たち”の叛逆の物語で、現代にも通じる「理不尽な権力に抗う意志」と「仲間との絆」が壮大な群像劇として描かれる。主人公・宋江役を織田が務め、反町、亀梨、満島真之介、波瑠、玉山鉄二ら豪華キャストが集結する。
©北方謙三/集英社 ©2026 WOWOW/NTTドコモ佐藤が演じる王進は、宋国の帝を守る禁軍の武術師範を務め、まさに武術の達人として、その名を轟かせる。長きに渡り武道に生きる男としての常人離れした実力と、溢れんばかりの貫禄を兼ね備えた孤高の師だ。しかしそんな王進も、腐れ切った権力の策略によって、あらぬ叛乱の疑いをかけられ、追われる身となることに。林冲(亀梨和也・演)の助けもあり、母・王母(丘みつ子・演)とともに危機を脱するも、その後の王進の行方はいかに。武を極めた達人として、はぐれ者たちが巨大権力へ立ち向かう闘いの物語にどのような関わりを見せてくれるのかに、大きな注目が集まる。
©北方謙三/集英社 ©2026 WOWOW/NTTドコモ松雪が演じる馬桂は、宋江に仕える間者(スパイ)として登場する。表向きには旅芸人一座の一員として、もう一つの顔は間者として、いつ命を落とすやもしれない危険が付きまとう状況下において、敵の動向をいち早く捉え、味方への情報を伝達する役割を担う。夫を職務で亡くしながらも、残された娘の閻婆惜を支え、家族のため、宋江のために尽くそうとする馬桂だが、李富(玉山鉄二・演)ら敵勢力の策略に巻き込まれ、やがて激しい対立に翻弄されていくこととなるのである。新たに公開されたビジュアルでも、木漏れ日が差し込む林の中、儚げな表情の馬桂が映し出されており、怒涛の勢いで繰り広げられる波乱の物語に揺らぐ心境を感じさせるものとなっている。
「北方謙三 水滸伝」は、2026年2月15日よりWOWOWで放送・配信。Leminoでも同時配信される。(※Leminoプレミアムの契約が必要)
日本でこれだけの規模の作品を作るというのは新鮮さがあります。水滸伝は中国の話ですが、日本の時代劇と相通じる表現の仕方をしていますので、それをお客さんに面白く見ていただけたら嬉しいなと思います。
若松監督とも日本の時代劇的な要素を入れる部分と、そこから離れてみる部分をシーンごとに話ができていました。過去にご一緒したことがあるので、お互い信頼してコミュニケーションが取れて良かったです。
中国のお話であっても、男同士の人と人の繋がりや“漢”(おとこ)みたいなものを描いた“北方節”とも言える世界観があって、登場人物の皆でその世界観を体現しています。数多くのキャラクターが登場し、裏切りや信頼など色々なものが交錯する中で、“漢”が描かれているところを楽しんでいただきたいなと思います。
水滸伝という作品の壮絶さの通り、撮影現場もクリエイティブで、大きなうねりのある波の中に参加しているような感覚
でした。
馬桂は、この物語に出てくる女性の中でもドラマチックな展開をする女性です。 生い立ちを含めて非常に困難なものを抱えながら宋江さんと出会い、変化していきます。 私は信念をもって生きている女性だと捉えて演じていました。
キャラクターごとにエピソードがあるので、男性視点と女性視点で解釈が少し違う感覚になるのではないかなと感じています。男性の方がご覧になると生き様や魂の叫びといった熱い部分や苦しみ、また、その苦しみの中で生き抜く重圧感を感じていただけると思います。そして、女性の方々がどの様に感じて頂けるか私自身楽しみにしております。
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