小島秀夫「ズートピア2」に“カメオ出演” 監督からのラブコールで実現「二つ返事で引き受けた次第です」
2025年12月2日 13:00

ゲームクリエイターの小島秀夫が、ディズニー・アニメーションの新作映画「ズートピア2」に“カメオ出演”として参加していることことがわかった。
2016年に公開された前作「ズートピア」は、ウサギの警官ジュディとキツネの詐欺師のニックのバディが人気を呼び、“差別や偏見”にまつわる深いメッセージが込められたストーリーも多くの共感を獲得。続編となる「ズートピア2」では、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ズートピア誕生の裏に隠された秘密が明らかになる。
小島は、ステルスゲームの金字塔「メタルギアソリッド」シリーズや、大人気「DEATH STRANDING」シリーズを手掛けた、世界的なゲームクリエイターであり、ゲーム界きっての映画通としても知られる人物。今回、本作の監督のひとりであり、ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジャレッド・ブッシュ本人からの直々オファーがあり、カメオ出演が決定した。
小島が演じるのは、ジュディやニックが働く「ズートピア警察署」内で働いているモグラ、ポール・モールデブラント役。小島は「実写映画やゲームでのカメオ出演の経験は多々ありますが、アニメーションの劇場映画の吹替えは初体験となります。それもまさかのディズニーさんから!それも大好きな『ズートピア』の続編!さらに監督のジャレド・ブッシュからの直々のオファーとあって、非常に光栄に思いつつ、二つ返事で引き受けた次第です」と、オファーを受けた際の喜びを語る。
“ディズニー声優”としての収録に臨むこととなった小島は、「僕が参加するのは少しのシーンですが、収録の時点でも創り込みは流石でした。絵があるおかげで、収録はスムーズに進みました。いつもは演出する側なので、実際に演じることを経験してみて、色々と勉強になりました。台本のめくりやノイズなど、基本的なことなど、声優さんたちが如何に注意を払っているのかを再認識しました」と、クリエイターならではの視点で初挑戦を述懐。
そして「ズートピア2」について「前作の『ズートピア』は幼かった子供と日本版を観に行きました。社会的テーマも見え隠れする、大人から子供まで、笑って、楽しめる、劇場から希望を持って帰れる、ある種のディズニー・アニメーションの到達点でした。『正直、あれを超える続編は作れるのか?』と、思っていましたが、収録時の感じでは、間違いなく前作を超える”新たなズートピア”になる!と確信しました。子供も大きくなり、日本版で観ることが減りましたが、今回は日本版で劇場に臨みたいと思います」とメッセージを贈っている。
「ズートピア2」は12月5日から公開。
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