「小3アシベ QQ ゴマちゃん」ショートアニメ化決定　「鷹の爪」のDLE制作で26年放送

2025年11月18日 17:30

森下裕美氏のコメディ漫画「小3アシベ QQ ゴマちゃん」がショートアニメ化され、2026年に放送されることが決定した。ティザーPVとティザービジュアルが公開されている。

「漫画アクション」（双葉社刊）で2020年から連載中の原作は、1988年にスタートした「少年アシベ」シリーズの最新作。天真爛漫な少年・芦屋アシベと、愛くるしいゴマフアザラシの赤ちゃん・ゴマちゃんが繰り広げるドタバタな日常を描くシリーズ。第1作「少年アシベ」は、91年にテレビアニメ第1期、92年に第2期が放送されてゴマフアザラシブームを巻き起こしたほか、16～19年にはリメイク版アニメ「少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん」も放送された。「小3アシベ QQ ゴマちゃん」では、「少年アシベ」で小学1年生だったアシベが小学3年生へと進級。少しだけ成長したアシベとゴマちゃんの日常が描かれる。単行本は既刊4巻。「webアクション」では12月12日まで、第1巻に収録されている全30話を無料で読むことができる。

ティザーPVには、太鼓を叩いて得意満面なゴマちゃんや、お腹をすかせたゴマちゃん、鼻ちょうちんを膨らませて眠るゴマちゃんなど、さまざまな表情のゴマちゃんが登場。ゴマちゃんの鳴き声や、アシベのセリフも収録されているが、キャストは明らかになっていない。ティザービジュアルには、ゴマちゃんを抱きかかえて笑うアシベの姿が描かれている。

アニメーション制作は「秘密結社鷹の爪」「野原ひろし昼メシの流儀」のディー‧エル‧イーが担当。同社所属の山脇光太郎が監督を務める。

スタッフ、原作者からのコメント全文は以下の通り。

【山脇光太郎（監督）】
今回制作に携わらせていただき、改めて言葉を話さないゴマちゃんの感情を伝えることの難しさを感じました。好奇心旺盛に何にでも突っ込んでいくゴマちゃんとアシベ、それに振り回される周囲の人たちのかけ合いをわかりやすくお伝えできればと思っています。
私が長年携わってきたDLE作品の強みであるテンポ感ある作品作りを、うまく活かしていきたいと思います。
ぜひ放送を楽しみにお待ちください。

【菅野あゆみ（プロデューサー）】
企画が決まった時は、超ビッグで最高なプレゼントをいただいた気持ちでした。
森下裕美先生作品の大ファンであった私は、昔の自分に「この先の人生も、そのまままっすぐつき進め～！」と言ってあげたいくらい、胸がいっぱいになりました。
「ゴマちゃんをめいっぱい可愛く」を合言葉にはじまったアニメ制作は、アシベくんとゴマちゃんたちの日常を微笑ましく描きます。同時に、森下作品がもつ社会への鋭い眼差しだけはゼッタイに見落とさないようにと、チーム一同心を込めて作っています。春からの放送、どうぞお楽しみに！
みなさまに愛される作品になりますように。

【森下裕美（原作）】
「少年アシベ」を見ていてくださっていた読者さんが大人になり、今またその方々と子どもたちに「小3アシベ QQゴマちゃん」の漫画とアニメを見ていただけるのは、作者としてうれしい限りです。
34年前は小学校1年生だったアシベが3年生になり、同じく少しだけ成長したゴマちゃんのお話を、楽しみにして下さい。ヨロシクお願いします。