クリストファー・ノーラン、「オデュッセイア」“本物志向”の撮影を語る「まだ誰もやっていないことを探している」
2025年11月17日 14:00

クリストファー・ノーラン監督が、最新作「オデュッセイア」の91日間におよぶ撮影で200万フィート(約610km)を超えるフィルムを使用したことを明かした。
古代ギリシャ叙事詩「オデュッセイア」を壮大なスケールで実写化。マット・デイモンが演じる主人公オデュッセウスが、妻ペネロペのもとへ帰るまでの10年にわたる試練と神話的邂逅を描く。共演には、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ、ルピタ・ニョンゴ、ロバート・パティンソン、シャーリーズ・セロン、ジョン・バーンサル、ベニー・サフディ、ジョン・レグイザモ、エリオット・ペイジ、ヒメーシュ・パテル、サマンサ・モートン、ミア・ゴスら豪華キャストが集結する。
ノーラン監督は、英エンパイア誌のインタビューで「これは本能的な体験だった。4カ月間ずっと海の上にいた」コメント。「オデュッセウスの船の乗組員を演じる俳優たちを、本物の波の上、本物の海で撮影した。広大で、恐ろしく、すばらしく、そして気まぐれだ。状況が変わるたびに、人々がどれほど過酷な旅をしていたかを実感できた」と振り返った。さらに、「現実世界の物理的な力を受け入れることで、世界そのものが常に自分たちに抵抗してくる」と述べ、“本物”へのこだわりを強調した。
ノーラン監督は、古代ギリシャ叙事詩「イリ―アス」に材を得た「トロイ」(2004)の監督候補に挙がっていたが、最終的に「バットマン ビギンズ」(2005)を手がけることになった経緯がある。今回、古代ギリシャ叙事詩を題材にしたことについて、「映画作家として、まだ誰もやっていないことを探している」と、あくなき探求心をのぞかせながら、「僕が育ったころの神話映画――たとえばレイ・ハリーハウゼン作品のような――あのスケールと重厚さを、一流のハリウッド作品として再現したいと思った」と語っている。
「オデュッセイア」は2026年公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー