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舘ひろし、懐かしの“フィルムでの撮影”に笑みがこぼれる「これで僕も本物の映画俳優になれた気がします」

2025年11月15日 09:00

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メイキング映像「三浦編~舘ひろしが背負うもの」が公開
メイキング映像「三浦編~舘ひろしが背負うもの」が公開
(C)2025「港のひかり」製作委員会

舘ひろしが7年ぶりに単独主演を務め、歌舞伎界の新星・尾上眞秀眞栄田郷敦と共演する「港のひかり」のメイキング映像「三浦編~舘ひろしが背負うもの」(公開中)を、映画.comが独占入手した。

本作は、元ヤクザの“おじさん”三浦と、両親を事故で失い、視力も失ってしまった不遇の少年の12年間に渡る友情の物語を描くドラマ。メガホンを取ったのは、「正体」の藤井道人監督。日本映画界を代表するキャメラマン・木村大作と初タッグを組み、フィルム撮影を敢行している。

23年11月~12月の期間にわたり、石川県・富山県を中心に撮影が敢行。24年の能登半島地震で被害を受ける直前に、同地の厳しくも風情に満ちた美しい貴重な景色の数々が。そんな本作の撮影では全編35㎜のフィルムカメラが使用されている。

画像2(C)2025「港のひかり」製作委員会

公開されたメイキング映像内では、その新鮮かつ懐かしさも溢れる光景に思わず笑みをこぼす舘の姿も。「モニターのないフィルムの世界。僕がデビューした頃はこんな感じだったのですごく懐かしい感じがしました」と語る言葉からは、撮影の充実ぶりが伺える。さらに「舘さんの素晴らしい芝居を、いかに美しく撮影するかとい収められているうことが一番の目標でした」と語る藤井監督の言葉も収められ、その狙い通り、本編では三浦の葛藤や心の機微が丁寧に映し出されていく。

舘が本作で演じたのは、任侠の世界から足を洗い、漁師として港町でひっそりと暮らす主人公・三浦。三浦について舘は「人に対する思いやりに溢れた人物」と表現し、「そういう意味ではすごく、(三浦を演じる上で)渡(哲也)さんの生き方を意識したところはあります」と回顧。舘自身にとっての恩師の姿を重ね合わせながら、己を犠牲にして誰かのために生きる三浦という男の生き様を見事に体現している。

画像3(C)2025「港のひかり」製作委員会
画像4(C)2025「港のひかり」製作委員会

さらに、クランクアップを迎えた舘が本作への熱い思いを吐露する姿も。「4年前に『ヤクザと家族』という作品で藤井監督とご一緒して、藤井監督とまた(一緒に)やりたいなと思っていて。やっと思いが叶って、この映画ができました。それに加えて、巨匠・木村大作さんも参加してくれて、大作さんのカメラの前に立てて、これで僕もようやく本物の映画俳優になれたかなという気がします」と冗談混じりに笑顔を見せている。

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