ジェレミー・レナー、女性監督からのハラスメント疑惑を全面否定
2025年11月10日 23:00

「アベンジャーズ」シリーズのホークアイ役で知られるジェレミー・レナーが、映画監督イー・ジョウからのハラスメント疑惑について全面否定した。レナーの代理人は米バラエティに対し、「申し立てられている疑惑はまったく不正確で事実ではない」との声明を発表している。
疑惑を提起したイー・ジョウは、上海生まれの中国系映画監督、脚本家、プロデューサー。短編映画がサンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭で上映されるなど、実験的な作品で知られる映像作家だ。ディズニーの歴史と遺産についてのドキュメンタリー「Chronicles of Disney(原題)」の監督も務めている。
ジョウは11月4日、Instagramで一連の投稿を公開し、「#CancelJeremyRenner」というハッシュタグとともに疑惑を明らかにした。ジョウによれば、レナーは6月にDMやWhatsAppを通じて「望まない、求められていない自身のポルノ画像」を送信してきたという。その後もレナーは彼女を口説いたと主張している。
さらにジョウは、8月20日の夜にドキュメンタリー企画について話し合うためレナーと会った際、レナーはワインを1本飲み「暴力的」になったため、恐怖を感じた彼女は部屋に鍵をかけて閉じこもったと英デイリー・メールに語った。また、ジョウが不適切行為について抗議したところ、レナーはICE(アメリカ移民・税関執行局)に通報すると脅迫したと述べている。
これに対し、レナーの弁護士は米ピープルで反論。「ジョウは数カ月間、執拗かつ攻撃的に依頼人を追い回したが、依頼人側からは7月12日の1度の短い接触以外、一切の返答はなかった」と主張した。レナーの弁護士はジョウに対して名誉毀損の警告書を送付し、「虚偽で捏造された扇情的な嘘」の投稿を続ければ法的措置を取ると警告している。
だが、ジョウはその後も投稿を続け、「多くの女性がジェレミー・レナーの不適切行為について声を上げている」と述べた。別の投稿では、「この経験はハリウッドの暗部と、女性、特にアジア系女性映画監督を阻止しようとする中傷キャンペーンを示している」と主張している。
疑惑が浮上する以前、レナーとジョウは複数のプロジェクトで協力関係にあった。ジョウはディズニーの歴史と遺産についてのドキュメンタリー「Chronicles of Disney(原題)」を監督しており、レナーはインタビュアーとして参加。また、レナーはジョウのAI生成による初の長編アニメーション映画「Stardust Future: Stars and Scars(原題)」で声優を務めている。
現在、レナーはNetflixで12月12日に配信される「ナイブズ・アウト」シリーズ最新作「ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン」に出演。また、サスペンスドラマ「メイヤー・オブ・キングスタウン」のシーズン4では製作総指揮と主演を務めている。
レナーは2023年に除雪車の事故で重傷を負ったが、リハビリを経て仕事に復帰し、現在も精力的に活動を続けている。今回の疑惑をめぐっては、双方が真っ向から対立する主張を続けており、今後の展開が注目される。
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