カトリーヌ・ドヌーブ、堺正章の演技プランを全て却下「結局台本通りに」【「SPIRIT WORLD スピリットワールド」初日舞台挨拶】
2025年10月31日 16:15

フランスの名優カトリーヌ・ドヌーブが主演を務めた「SPIRIT WORLD スピリットワールド」の全国拡大公開初日舞台挨拶が10月31日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、出演者の竹野内豊、堺正章、風吹ジュン、メガホンをとったシンガポールの映画監督エリック・クー(「家族のレシピ」)が登壇した。
日本、フランス、シンガポールの合作映画で、群馬県高崎市や千葉県いすみ市で撮影が行われた本作は、迷える大人たちの希望と再生を描いたファンタジードラマ。ドヌーブが来日中に命を落とし、さまよう魂(=スピリット)となったフランス人歌手・クレアを演じている。

ハヤトを演じる竹野内は「日本の風景の中で、カトリーヌ・ドヌーブさんがお芝居する姿を見るだけでも価値がある。エリックの独特な感性が生み出した物語で、皆さんの歩んできた人生によって、感じ方もさまざまだと思います」とアピールする。

風吹はハヤトの母親・メイコ役で出演しており、「私も大好きですし、ファンの皆さんは過去の作品で、いろんなドヌーブさんをご覧になっていると思いますが、この作品には自然で“そのまま”のドヌーブさんの姿が映っている。とても近くに感じていただけると思います」と魅力を語った。

堺は、ハヤトの父親でクレアとともに、魂の旅路をともにするユウゾウを演じており、「海辺でご一緒したシーンでは、ディスカッションしながら、僕が良いと思ったアイデアは提案をしたんですけど、全て却下されました(笑)。結局台本通りになりましたが、ぜひそのシーンにご注目ください」と客席を笑いに包んでいた。

そんな堺の発言に対し、クー監督は「キャストの皆さんは台本に対し、積極的に質問してくださり、より日本語らしく、役柄にふさわしい形に練り直し、命を吹き込んでくださった。ドヌーブと堺さんもいい化学反応でしたよ」と感謝を伝えていた。
脚本はクー監督の息子であるエドワード・クーが担当しており「私にとっては最も個人的な物語になりました。息子とは夜通し、愛や平和、救済にまつわる物語を語り合いました。いまの世界に必要な作品になったと思います」と話していた。
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