「ナイブズ・アウト」シリーズを終えたライアン・ジョンソン監督がSFに復帰
2025年10月24日 20:00
Photo by Frazer Harrison/Getty Images「ナイブズ・アウト」3部作を完結させたライアン・ジョンソン監督が、次回作でSFジャンルに復帰することが明らかになった。英エンパイアのインタビューで、監督は新作の方向性について語っている。
ジョンソン監督は2019年公開の「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」で、ダニエル・クレイグ演じる風変わりな名探偵ブノワ・ブランを生み出した。アガサ・クリスティ作品へのオマージュを込めた本格ミステリーは世界的にヒットし、Netflixが2作品の続編契約を結んだ。22年に配信された第2弾「ナイブズ・アウト グラス・オニオン」では、地中海の孤島を舞台に、IT企業の大富豪が主催するミステリーゲームが本物の殺人事件へと発展。エドワード・ノートン、ジャネール・モネイら豪華キャストが共演し、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた。そして今回、3部作の完結編「ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン」の公開を迎える。
「ウェイク・アップ・デッドマン」の公開を前に、ジョンソン監督は次回作への意気込みを明かした。
「今一番ワクワクしているのは、次に作ろうとしているアイデアだ。結局のところ、自分の直感に従うしかない」
その直感が導く先は、これまでとは異なるジャンルだ。
ジョンソン監督にとって、SFは決して初めての領域ではない。2012年のタイムトラベルサスペンス「LOOPER ルーパー」でSF映画の手腕を発揮し、2017年には「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」で賛否両論を呼んだことでも知られている。スター・ウォーズへの復帰については、「その歯車は生涯回り続けるだろう。スター・ウォーズを愛している。いつか双方にとって意味のある形で戻れるなら、それは最高のことだ」と、可能性を残している。
次回作の配給については未定だ。ジョンソン監督はNetflixと「ナイブズ・アウト」2作品の契約を結んでおり、「ウェイク・アップ・デッドマン」でその契約は完了する。
「Netflixとのパートナーシップには非常に満足している。Netflixのおかげで『ナイブズ・アウト』は、予想もしなかった文化的な場所に到達した。これは本当に素晴らしいことだ」
一方で、劇場体験への強い思い入れも語っている。
「同時に、劇場体験は私にとって非常に重要だ。それは私が心から信じているものであり、劇場の死が報じられているのは大げさだと感じている。今年を見てほしい。偉大な新世代の映画作家による本当にエキサイティングな作品が、大規模に観客とつながっている。人々が劇場に足を運びたくなるような形でね。これは本当にエキサイティングだ」
「ナイブズ・アウト ウェイク・アップ・デッドマン」は11月28日に全米公開され、12月12日からNetflixで世界配信される。
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