盲目の霊媒師が“呪いの人形”と挑む、姉の惨殺事件の闇 「Rotten Tomatoes」で96%高評価作「視える」予告完成
2025年10月10日 18:00

盲目の霊媒師が未解決事件の闇に迫る、“ゴシック超常サスペンスホラー”「視える」の予告編と新場面写真6点がお披露目された。
ある夜、郊外の屋敷でダニー(キャロリン・ブラッケン)という女性が惨殺される悲劇が起きる。容疑者は、現場に現れた精神科病院の患者とされていたが、事件は多くの謎を残したまま幕を閉じた。それから1年後、盲目で霊能力をもつ、ダニーの妹・ダーシー(ブラッケン/一人二役)が、ゴーレムのように不気味な木製マネキンとともに、ダニーが殺された屋敷を訪れる。そこにはダニーの元夫・テッド(グウィリム・リー)と、その恋人・ヤナ(キャロライン・メントン)が暮らしていた。姉の死の真相を探ろうとするダーシーを待ち受けていたのは、思いもよらぬ真実と恐怖だった。


予告編は、真夜中にダニーが、ガラスの片目をもつ怪しげな男から「誰かが中にいる」と警告され、助けるからドアを開けるよう、訴えかけられるシーンで始まる。そしてダニーが惨殺されてから1年後、ダーシーは、犯人とされていた男の私物であるガラスの目を手に入れ、霊視の力で事件の真実を“視る”。姉が、見知らぬ男を家に招き入れるとは思えないダーシー。テッドとヤナに不信感を抱かれながらも、ダーシーが事件の真相へと近付いていくさまが切り取られている。


場面写真では、拘束マスクを着用し、鋭い視線を向ける男、呪われた木製マネキンや、それが描かれた不気味な絵、ベッドの下で息をひそめて怯える男性など、不穏なカットの数々が確認できる。


本作は、2024年のSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)映画祭でプレミア上映され、ミッドナイターズ部門(ホラーやスリラーなど深夜上映向け作品)にて観客賞を受賞した。監督はアイルランドの新鋭、ダミアン・マッカーシー。低予算ながらも、長編第2作にして米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア96%(10月9日時点)を記録し、「ゴシックとJホラーを思わせる巧みな演出」(英ガーディアン紙)と評された。
「視える」は、11月7日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開。
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