一羽のペンギンとの出会いが人生を変える!?　実話を基にした「ペンギン・レッスン」ほっこりシーンなどを捉えた場面写真披露

2025年10月8日 20:00

「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ監督が、世界22カ国で刊行された実話を基にしたベストセラーを映画化した「ペンギン・レッスン」の場面写真が披露された。ペンギンと人間が共存する、コミカルでほっこりするシーンなどを捉えている。

本作は、人生を諦めかけていた英語教師と、重油にまみれた瀕死のペンギンの出会いを描いたベストセラーノンフィクション「人生を変えてくれたペンギン　海辺で君を見つけた日」（ハーパーコリンズ・ジャパン刊）を映画化した。

1976年のアルゼンチン。分断された国家やその授業環境に教育への情熱を失いかけ、人生に希望を見いだせずにいた英国人英語教師のトムは、名門寄宿学校に赴任する。軍事政権下で混乱する社会、そして手強い生徒たちに苦戦する中、トムは旅先で出会った女性とともに、重油まみれの瀕死のペンギンを救う。しかし女性にはあっさりフラれてしまい、トムのもとにはペンギンだけが残る。海に戻そうとしても不思議と彼のもとに戻ってくるペンギンを「サルバトール」と名付け、奇妙な同居生活が始まる。やがてトムは、サルバトールとの生活を通して、人生にとって本当に大切なものを取り戻していく。

「ロスト・キング 500年越しの運命」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブ・クーガンがトム役を演じ、トムが赴任した学校の校長を「2人のローマ教皇」「未来世紀ブラジル」のジョナサン・プライスが好演。もう一人の主人公であるペンギンのフアン・サルバドールは主に2羽のマゼランペンギンが担当した。脚本は「あなたを抱きしめる日まで」でクーガンと共に脚本を執筆し、アカデミー賞にノミネートされたジェフ・ポープが手がけている。

場面写真は、子どもから大人までがペンギンのサルバトールに魅了される姿を捉えた、ほっこり笑顔にしてくれるコミカルなカットの数々。サルバドールがトムが一緒に教壇に立つ姿や、サルバドールに嬉しそうに魚をあげる生徒たちのカット、トムと一緒に教師の悩み相談に乗る（？）姿、海に戻るのを拒む場面やサッカーの応援をする姿など、愛らしいペンギンが周りの人間たちに笑顔と幸せをもたらすのが伝わってくるカットとなっている。

「ペンギン・レッスン」は、12月5日から新宿ピカデリー、TOHOシネマズシャンテほか全国公開。