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【本日公開】マイケル・ファスベンダーがソダーバーグ監督最新作を語る 「ブラックバッグ」インタビュー映像

2025年9月26日 10:00

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マイケル・ファスベンダーが“孤高の男”に挑む
マイケル・ファスベンダーが“孤高の男”に挑む
©2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督と、「ジュラシック・ワールド 復活の大地」の脚本も務めた人気脚本家のデビッド・コープが3度目のタッグを組んだ「ブラックバッグ」が本日9月26日に公開され、主演を務めたマイケル・ファスベンダーのインタビュー映像が披露された。あわせて、映画監督の羽住英一郎や俳優・アーティストの坂東工らによるオピニオンコメントもお披露目された。

本作は、エリート諜報員と二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開するミステリーサスペンス。「それでも夜は明ける」「スティーブ・ジョブズ」でアカデミー賞にノミネートされたファスベンダーがポーカーフェイスのエリート諜報員ジョージを演じ、オスカーを2度受賞したケイト・ブランシェットが魅惑と疑惑に満ちた妻・キャスリン役を務めた。

英国の国家サイバーセキュリティセンター「NCSC」のエリート謀報員ジョージ(ファスベンダー)に課せられた極秘任務「ブラックバッグ」は、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。容疑者は、諜報員のフレディ(トム・バーク)、ジミー(レゲ=ジャン・ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ナオミ・ハリス)、そしてジョージの愛妻で凄腕諜報員のキャスリン(ブランシェット)の計5名。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになる。

画像2©2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.

ファスベンダーは、「ソダーバーグから『ブラックバッグ』の脚本がメールで送られてきて、“一緒にやらないか”と。スティーブンとは2010年の映画で出会って、また仕事がしたいと思っていた。脚本を読んですぐに“やる”と返答したよ。まず、ジョージはどんな人かを想像したんだ」と振り返る。

そして、自身が演じたキャラクターについて、「(ジョージは)伝統を重んじるタイプだし、古風な印象を持つけど、同時に最新の機器にも興味があるはずだ。なぜならジョージはこだわりが強い人だから」と説明。

「ジョージの趣味が料理と釣りという設定は、面白いほどしっくりきたよ。孤独を好む人だからね。ジョージにとって、1人で何かに打ち込むことは精神を整える手段なんだ。社交的な性格ではないから、他人と交流するのもおっくうに感じてしまう。だからジョージは料理や釣りなど、1人になれる趣味を好むんだ。自分の思考に没頭し、考えを消化できるからね」と語り、その人物像を掘り下げた。

ジョージとキャスリンの関係については、「夫婦の特徴はまず、子どもがいないこと。それが意図的な決断だったのか、試みた結果かは分からない。ただ、2人とも幼少期から辛い経験をして傷ついてきた。キャスリンは作中でも母親との苦い思い出を語っているし、ジョージも父親からの影響を強く受けているはずだ。過去の経験があったから、今の人格になった」とコメント。

「夫婦の関係が描かれる時は何かが見え隠れする。絶妙な雰囲気を醸し出していた。最後のシーンは映画の冒頭と似ていて、大事な要素が隠れている。“この人は本当に本心を言っているのか?“何か隠している?”と感じさせるんだ」と話し、ソダーバーグ監督らしい心理の揺らぎと余白が、夫婦の会話の奥底に仕掛けられていることを示唆した。

共演のブランシェットについては、「ケイトは本当に、女優として卓越している。普通なら見過ごすようなことも、台本からすくいあげるんだ。余白を感じさせるような柔らかな演技をするよ。意図的ではなかったのかもしれないが、キャスリンからは保守的な気配を感じた。ジョージにすら薄い壁が張られていて、内面のもろさがにじみ出ていた。ケイトは役の真の姿を見抜けるんだ。キャスリンは常に実権を握る存在でもある。ディナーパーティでもキャスリンに主導権があると、全員が認識していた」と最大級の賛辞を送っている。

ブラックバッグ」は全国公開中。羽住監督らのオピニオンコメントは以下の通り。


【オピニオンコメント】
冒頭から諜報員たちの緊張感溢れる世界に観客を放り込み、疑惑と欺きと罠に満ちた危険な綱渡りを一気に走り切らせる極上のサスペンス映画!
――羽住英一郎(映画監督)
同い年のマイケル・ファスベンダーが放つ、大人の色気と緊張感。笑顔の奥に潜む殺意、無表情に宿る信頼の揺らぎ。その一瞬を切り取る眼差しに、物語を紡ぐ者としてゾクッとした。ソダーバーグ監督が仕掛ける会話劇は、ウィットと敵意と欲が交錯し、人は駒に過ぎないのかと問いかける。人間の本質に鋭く迫る、息を呑むスパイサスペンス。
――坂東工(俳優・アーティスト)
ハリウッド超大作の脚本をスケール感たっぷりに紡ぐ職人デヴィッド・コープ。
しかし彼がソダーバーグと組むと「でも手のひらサイズの映画も面白いよね」という茶目っ気が発揮されます。
今回も手練れの仕事を堪能しました!
――楠野一郎(脚本家・構成作家)
同じスティーヴンでもスピルバーグよりソダーバーグの方が巨匠だと本気で思っている。それが誇張した思い込みでないことは本作を観てもらえばわかるだろう。これは、スパイサスペンスだけでなく、「共働き夫婦」の物語だ。どんなに優れた諜報員でもパートナーの心の奥底はわからない。〈外でバリバリ働く妻〉の行動に疑念を抱き続ける、〈嫉妬深い夫〉は必見!
――樋口毅宏(作家)
こういう映画を堪能できるようになったら大人。
少しはドンパチすると思ったけど全く無い。
お互い心の中で見えない銃を撃ち続け、本当の銃弾が放たれるのは……
渋い!カッコ良すぎる!
そんなビターな雰囲気をまとった究極の愛の物語。
――ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)
この作品には、イーサン・ハントのような超人的なスパイは登場しない。カーチェースもなければ銃撃戦もない。ただ他のスパイ映画にはない洗練されたスパイ同士の心理的な駆け引きが非常に見ごたえがある。スパイという人種がいかに人間臭い人たちであるかをじわじわと感じさせる描写が巧妙に散りばめられ、これこそがまさにリアルなスパイドラマと言えるのだ。
――山田敏弘(国際ジャーナリスト)
今はプログラムの売買が脅威認定される時代。SIGINTのオペレーションとしては既視感がある。やはり日本にもこのような組織が必要だと強く感じる。エンタメとしては展開が激しく、前半と後半で全く印象が異なって面白い。
――田中悠斗(デジタルハリウッド大学 ハッカー部顧問/株式会社フォアー代表取締役)
何気ない仕草、所作に気品が溢れるシックで大人なスリルある腹の探り合い。
真実を知った時にスパイモノというジャンルに隠れていたもう一つの"ジャンル"が視えてくる。
劇場でこの雰囲気に呑まれながら裏切り者とジャンルを考察してみてください。
――いまむー(お絵描きツイッタラー)

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