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原因不明の騒音がもたらす恐怖を描いた韓国ホラー「層間騒音」不気味な音が鳴り響く本編冒頭映像公開

2025年9月25日 11:30

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10月10日から公開
10月10日から公開
(C)2025 FINECUT Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

原因不明の騒音が鳴り響く、古い団地が舞台の韓国ホラー映画「層間騒音」(そうかんそうおん)の約3分に及ぶ本編冒頭映像が公開された。

ドン、バタン、カタカタ……という日常生活で聞こえる何気ない生活音。しかし、音の発信源が分からず、得体のしれない恐怖も伴う“怖音(ふおん)”だとしたら…。「層間騒音」という言葉は、集合住宅で上下階から聞こえてくる生活音(足音、話し声、ドアの開閉音、家電製品の音など)を指す韓国の言葉。本国では6月に公開され、韓国映画の中で3週連続1位を獲得している。

ある日聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが突然失踪したと知らされる。2人は以前一緒に暮らしていたが、ジュヒは騒音が聞こえると言い始め、ジュヨンには補聴器を付けてもその騒音が聞こえず、食い違いから喧嘩になったきり会っていなかった。ジュヒが住んでいた団地の部屋に入ると、天井にはびっしりと防音シートが敷き詰められていた。直後に尋ねてきた隣人から、「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅される。しかしジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ない。妹が見つかるまで団地の部屋に泊まる事にしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始める。やがて音だけでなく何かの存在も感じるようになる。

メガホンをとったキム・スジンは、ミジャンセン短編映画祭「4万回の殴打」部門で、最優秀作品賞の受賞歴を持つ実力派で、「哭声 コクソン」、「コンジアム」の音響監督を務めたパク・ヨンギが、身の毛のよだつようなサウンドを生み出した。聴覚障がいのある主人公ソ・ジュヨンを演じるのは、ドラマ「ジャガイモ研究所」のイ・ソンビン、同じく団地の騒音に悩まされている怪しい隣人には、リュ・ギョンス。なおキム・スジン監督は、脚本執筆中と撮影中に突然物が倒れる心霊現象や不可解な音を聞いたと証言している。

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)2025 FINECUT Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

本編映像は、暗闇の中、粘着テープが引き裂かれる音で始まる。画面が明るくなると、荒い息を吐きながら天井を睨みつけ、一心不乱に粘着テープを貼る女性の姿を確認できる。どうやら防音シートを、天井に張り付けているようだが、彼女の足首には大きな傷跡がある。シートを装着し終えた女性は、続いてビデオカメラの録画ボタンを押し、証拠を残すように室内を撮影していくが、ガラス窓を映した瞬間に“ギギギ”という、得体のしれない不気味な音が鳴り響く。

畳みかけるようにインターホンが鳴り、「エリーゼのために」が途切れ途切れ流れ始める。女性は受話器を取るが、子どもの泣き声のような声しか聞こえない。ふと周囲を見渡すと、テレビの画面が乱れていたため、恐る恐るテレビの電源を消すと、大きな衝撃音と共に停電してしまう。幸い電機は直ぐに復旧し、女性も安堵の表情を浮かべるのだが、またもや不気味な音が鳴り響き始める様子を映し出している。映像に登場した女性・ジュヒは、この出来事の後に行方をくらましてしまう。一体彼女の身に何が起きたのか。また天井に貼られた防音シートの意味とは。謎に満ちた失踪事件の謎を、ジュヒの姉ジュヨンが追う。

キム・スジン監督は、本作の演出の狙いや制作のきっかけなどについて「どこかから聞こえてくる未知の音が、心霊的な恐怖と人害的な恐怖の2つを繋ぐ重要な媒介手段になると思いました。騒音が社会的な問題となっているので、シナリオを書きながらも数多くの事件をニュースで見ました。ひどい騒音問題のある団地で起きる話が出発点でした。多くの韓国人がそうであるように、私も子どもの頃からマンション暮らしだったため、個人的な経験が多く反映されました。アパートや集合住宅などでは匿名性がとても高くなります。多くの人が密集して暮らしているにもかかわらず、お互いがお互いをよく知らずにいます。私がどこに誰が住んでいるかよく知らなくても、誰かは私のことを知っているかもしれません。そこから生まれる緊張感は大きいと感じました。この緊張感を映画全体に盛り込もうとしたのですが、たとえば劇中に出てくる差出人不明の匿名のメモなどです」と語った。

層間騒音」は、10月10日から、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。


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