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松村北斗、奥山由之監督と固い握手&熱いハグ 「秒速5センチメートル」が釜山国際映画祭で公式上映

2025年9月24日 14:00

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画像1©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

松村北斗(「SixTONES」)主演、奥山由之監督で、新海誠の劇場アニメーションを実写映画化する「秒速5センチメートル」が9月22日、第30回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門で公式上映された。上映後には一緒に鑑賞した松村と奥山監督が、拍手と歓声に包まれるなか、固い握手と熱いハグで互いを称え合った。

原作となる「秒速5センチメートル(2007)」は、「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」などで知られる新海監督による、3作目の商業公開作品。主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人という3つの時代で描き出す。

画像2©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

公式上映前のGuest Visit(舞台挨拶)で、奥山監督は「『秒速5センチメートル』の監督をしました、奥山由之です」と韓国語で挨拶。続く松村も韓国語を交えながら「僕自身まだ映画の本編というものを一回しか見ていないので、今日皆さんと観るこの状況で二回目です。そしてこの大きなスクリーンでこんなにもたくさんの人と一緒に観るというのはきっと人生で唯一の日になると思います。今日は素晴らしい映画体験を一緒に迎えましょう」と呼び掛けた。

「この役を演じようと決心されたきっかけ」を問われた松村は、「元々僕は原作アニメーションのファンだったというのがまず一つの理由で。そして、ご存知の方もいると思うんですけど、新海誠監督の『すずめの戸締まり』という作品で、僕が椅子の役をやったんですね。あ、改めまして、椅子です」と名乗り、会場の笑いを誘う。

「そこで新海さんとの信頼関係があったというのも理由の一つ。でもこの二つだけではチャレンジするにはあまりにもハードルが高くて、難しい作品、そして役柄でした。しかし、奥山監督と会話をする機会があって、そこで奥山さんが既に始めている実写版『秒速5センチメートル』というプロジェクトや熱意などを聞いていくと、僕ひとりが不安に思っていたとしても、そんなことは関係ないぐらい、ものすごいセンスと熱量で準備されていて。この方がリーダーになって進んでいく作品に乗っからないほど人生で惜しいことはないなと、その場で強く思いました。もちろん、この役に挑戦したいという気持ちがほぼ決まってからお会いしたのですが、『今すぐ早く撮りましょう』と言いたくなるぐらいの説得力をいただいて、それが最終的にこの作品に飛び込むことを決めさせてくれた出来事でした」と、参加の経緯を振り返る。

画像3©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

そして、「貴樹を演じるうえで大事にしていたこと」には、「特に難しかったのは、自分が原作の大ファンであり、遠野貴樹というキャラクターやこの物語の世界に憧れていたので、この強い憧れから生まれるドキドキのまま飛び込むと、この世界を楽しむ自分になってしまって、生きることの難しさに苦しむ主人公とはかけ離れてしまうということでした。憧れるということを一切やめて、離れたところで遠野貴樹という人物を見つめ直すことがすごく難しかったです」と明かす。

さらに、「そして、もう一つ。今回、遠野貴樹という人物を、僕と青木柚くん、上田悠斗くんと、三人で一つの役を演じています。これがとても難しく思っていたのですが、僕よりも早くに撮影をしていた彼らのパートの映像を見たら、本当に素晴らしい俳優たちでした。彼らが役としての軸をぶらさずに持っていて、それを引き継いだことで、三人で一つの役を演じるということが難しいことではなくなり、とても頼もしくて、役として肉厚になるきっかけになりました。この二人がとにかく素晴らしかったということを、改めてこの会場の皆さんに伝えたいと思います。きっと上映が終わった後に、青木柚上田悠斗、他の出演者についても、きっと名前を調べることになると思います」と他キャストを賞賛すると、会場からは拍手が起こった。

最後に、「今日、皆さんと共に観られることを本当に嬉しく思います。また新たな作品を作って、皆さんとお会いしたいと思います。本当に、ありがとうございます」(奥山監督)、「この作品は人物もすごく大事ですが、本当にきれいな景色がたくさん出てくる映画です。この迫力のある大きなスクリーンと、そして空と風を感じながら最高の映画体験を一緒にしましょう。今日は、ありがとうございました」(松村)と挨拶し、舞台挨拶後、松村と奥山監督も約3800人の観客と一緒に作品を鑑賞した。

画像4©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

エンドロールが始まると、会場は盛大な拍手に包まれ、エンドロールが終わると、松村と奥山監督は固い握手を交わし、熱いハグ。何度も観客にお辞儀をし、手を振り、感謝を表していた。

オープンシネマ部門の上映を終えて、松村は「今は放心状態です。本当にあれだけのお客さんと一緒に作品を観たことで、自分も一観客として初めてあの作品を観られたような感覚があって。一体感というか、みんなでぐーっとあの作品の世界に集中して入っていく感じをすごく肌身で感じました。本当に貴重な経験をさせてもらえました。本当に素晴らしい作品になったなというのを実感しています」と興奮冷めやらぬ様子。

奧山監督は、「本当は言葉にしなければいけないけれど、言葉にしきれない特別な時間でした。本編中で、ここっていうタイミングで突然自然の風を感じると、自分が今どこにいて、スクリーンとの境界線が分からなくなる瞬間みたいなものを感じて、かなり特別な体験でしたね」と語り、「映画って、こういう自分が想像もしていなかったところに連れていってくれるんだなっていうことを、感慨深く思いましたし、この映画を制作するうえで関わった全ての人を代表して、自分がここにいさせてもらえるということのありがたさや、改めて一緒に作った人たちへの感謝を感じて、この感動を早くみんなに伝えたいなと思いました」と話した。

インターナショナルプレミア上映や、オープンシネマ部門の公式上映を観た韓国の観客からは以下の感想が上がっていた。

「日本に行ったら、日本映画を探してよく観たりするのですが、この映画のポスターがとても美しくて、観たくなって観に来ました。原作のアニメは見ていないのですが、それでもこの作品はとても面白いと感じました」
「私は奥山監督のファンで、『アット・ザ・ベンチ』もとても良かったので、次の作品が『秒速5センチメートル』だと聞いて、ずっと観たいと思っていました。実際に観たら、映像がとても綺麗で、とてもよかったです」
「もともと、小説が好きでアニメも何回も見ました。実写になるという話を聞いて、釜山国際映画祭で一番これが観たいと思って来ました。距離と時間について、愛を通して語っていくような内容で、とても感動しました」
「『秒速5センチメートル』も好きで何十回も見ていて、この実写版も絶対に観たかったので、頑張ってチケットを取りました。実写版にもアニメの主題歌や音楽が使われていたのが良かったです」
「原作アニメが好きで、最近、日本に行って、『秒速』のロケ地も見ましたが、それが実写として映っていて、それを観るのも楽しかったです。原作は3つのパートに分かれていますが、実写版は一つの物語になっていて、それが自然な流れで出来上がっていたので、とても良かったと思います。実際に映画を観て、主人公の『僕に5万個の単語はいらない、一つだけでいい』という話が自分にとっても感銘を受けました。初恋って痛くて未練があるものだけど、その一つの言葉、一つの時間、その一つのスピード、そういうのが重なって『秒速5センチメートル』というスピードになると思います」

秒速5センチメートル」は、10月10日に全国公開。

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