「劇場アニメ ルックバック展」26年1月に開催 押山清高監督が自ら主催
2025年9月17日 19:00

押山清高監督の劇場アニメ「ルックバック」の展覧会「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が2026年1月16日~3月29日に東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催されることが決定した。あわせて、同展のティザービジュアルが公開された。
同展は、押山監督が自ら主催し、監督と共に同作に携わったクリエイターたちがどのように原作の世界を紡いでいったのかという点を軸に、マンガ作品がアニメーション作品として昇華されていくまでの軌跡とこだわりをひも解く。
24年6月に公開された劇場アニメ「ルックバック」は、「チェンソーマン」で知られる漫画家・藤本タツキ氏が、2021年に「ジャンプ+」で発表した読み切り漫画を原作に、ひたむきに漫画づくりを続けた2人の少女の青春と、やがて訪れる“すべてを打ち砕く事件”を描いた。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」や「君たちはどう生きるか」などさまざまなアニメに携わってきた、アニメーション監督でアニメーターの押山が監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・原画を務め、興行収入が累計44億円を超えるヒット作となった。
押山監督のコメントと、イベント概要は以下の通り。

【開催にあたって ―押山清高】
映画『ルックバック』は、抗いようのない時代の変化に対する問いであり、生存戦略でした。
AI が絵をはじめ、あらゆるものを生成できる今、なぜ人は、それでも描くことをやめないのか。
その問いに、自分の線で答えようとした作品です。
今回の映画では、藤本タツキさんの原作をお借りし、
“描くこと”についてアニメーションならではの表現を模索できたのは幸運でした。
私はテクノロジーを否定するつもりはありません。
その力を認めたうえで、それでも描くことを選ぶ人間の衝動や不器用さにこそ、
作品の本質があり、残す意味があると信じています。
『ルックバック』は、私なりのクリエイター賛歌であり、人間賛歌です。
この展示は、完成した映画の記録ではなく、
描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を
今の時代にこそ可視化する試みです。
アニメやマンガは、先人たちの飽くなき探求が積み重なった集合知に支えられています。
本作もまたその流れの中にあり、私たちは時間をかけ、間違えながら、
さまざまな感情で線を引き続けています。
描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。
その線には“描いた人”のすべてが宿ります。
この展示が、「人が絵を描くとは何か」をあらためて問う機会になればと思います。
映画『ルックバック』は、抗いようのない時代の変化に対する問いであり、生存戦略でした。
AI が絵をはじめ、あらゆるものを生成できる今、なぜ人は、それでも描くことをやめないのか。
その問いに、自分の線で答えようとした作品です。
今回の映画では、藤本タツキさんの原作をお借りし、
“描くこと”についてアニメーションならではの表現を模索できたのは幸運でした。
私はテクノロジーを否定するつもりはありません。
その力を認めたうえで、それでも描くことを選ぶ人間の衝動や不器用さにこそ、
作品の本質があり、残す意味があると信じています。
『ルックバック』は、私なりのクリエイター賛歌であり、人間賛歌です。
この展示は、完成した映画の記録ではなく、
描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を
今の時代にこそ可視化する試みです。
アニメやマンガは、先人たちの飽くなき探求が積み重なった集合知に支えられています。
本作もまたその流れの中にあり、私たちは時間をかけ、間違えながら、
さまざまな感情で線を引き続けています。
描くとは、思考の累積であり、身体そのものの表現です。
その線には“描いた人”のすべてが宿ります。
この展示が、「人が絵を描くとは何か」をあらためて問う機会になればと思います。
■会期:2026年1月16日~3月29日
※会期中無休予定
■会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
(東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階)
■主催:麻布台ヒルズ ギャラリー、スタジオドリアン、エイベックス・ピクチャーズ
■協力:集英社、ミックスグリーン
※会期中無休予定
■会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
(東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB 階)
■主催:麻布台ヒルズ ギャラリー、スタジオドリアン、エイベックス・ピクチャーズ
■協力:集英社、ミックスグリーン
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