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「愚か者の身分」第30回釜山国際映画祭のコンペ部門選出 北村匠海、永田琴監督が喜びのコメント

2025年8月26日 12:00

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北村匠海「青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画」
北村匠海「青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画」
(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会

北村匠海林裕太綾野剛が共演した逃亡サスペンス「愚か者の身分」が、第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出された。選出を受け、北村と永田琴監督から、喜びのコメントが寄せられた。

原作は、「マルチの子」の西尾潤氏のデビュー作で、第2回大藪春彦新人賞を受賞した同名小説(徳間文庫刊)。貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れ、抜け出せなくなった3人の若者たちの運命と、友との絆を描く。そしてNetflixドラマ「今際の国のアリス」シリーズや「幽☆遊☆白書」などを手がけたプロデューサー集団「THE SEVEN」が、初の劇場作品として映画化。彼らの“3日間”の出来事を、3人それぞれの視点が交差するトリック感のある展開でエンタテインメントに仕上げながら、若者たちの貧困、世界に侵食される日本、闇ビジネスの深淵など、社会的テーマも織り込まれている。

画像2(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会
画像3(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会

1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大級の映画祭のひとつ、釜山国際映画祭。本作が選出されたのは、第30回開催を記念して、従来の非コンペ型から変換して新設されたメインコンペティション部門だ。世界三大映画祭と謳われるカンヌ、ベルリン、ベネチアと同様に、コンペ形式へと歴史的な転換を迎えると発表されたのだ。

同部門で、本作はアジア各国から選ばれた14作品とともに、最優秀作品賞を含めた5つの釜山アワードをめぐって競うことになる。釜山国際映画祭側は、選定理由について、「複雑な心理劇であり、若者たちの成長物語であり、暴力が現実の奥深くまで浸透した現代大都市を冷静に映し出す自画像」と評価した。

永田監督は「この映画祭の土俵に上がることは、監督として目標であり夢でした」と同映画祭への思いとともに、「このご縁と幸運に心から感謝いたします」と、喜びを語る。北村は「青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画」と紹介し、「日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも『俺たちは確かにここに居るぞ』と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いを是非見ていただきたい」と、ワールドプレミア上映への熱い思いを明かした。

画像4(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会

SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村)とマモル(林)。彼らは劣悪な環境で育ち、気付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもするふたりは、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野)の手を借り、マモルとともにこの世界から抜け出そうとする。

あわせて、新場面写真3点もお披露目。ほほ笑みながら語り合うタクヤとマモルの絆が垣間見えるカット、意味深な眼差しを投げかけるタクヤ、何かを手に焦りの表情を浮かべる梶谷が切り取られている。

愚か者の身分」は、10月24日に全国公開。永田監督、北村のコメント(全文)は、以下の通り。


永田琴監督

釜山国際映画祭コンペティション部門選出の第一報を聞いた時、3人のメインキャストと一緒にいました。だから冷静なフリをしていたんですが、しばらく言葉が出ませんでした。この映画祭の土俵に上がることは、監督として目標であり夢でした。信じられないという思いが正直なところで、翌日、やっとジワジワと喜びが湧いて来たほどです。

これまであまり映画祭に縁のない映画制作をしてきた私にとって「愚か者の身分」は紛れもなく勝負作です。それをアジア最大の釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映できることは、本当に監督冥利に尽きます。しかも今年は30周年という記念すべき年。こんなに嬉しく光栄なことはありません。このご縁と幸運に心から感謝いたします。


北村匠海(タクヤ役)

愚か者の身分」を釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出していただきました。大変嬉しく思います。青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画だと僕は感じています。日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも「俺たちは確かにここに居るぞ」と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いを是非見ていただきたいです。

心臓の鼓動を感じてください。

僕らは確かに生きたんだ。それはきっと誰かが抱きしめてあげなければいけないと思うのです。

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