阿部寛、冬場のパンイチ撮影は「プロ意識で」【「俺ではない炎上」完成披露試写会】
2025年8月25日 15:00

阿部寛主演作、「俺ではない炎上」の完成披露試写会が8月24日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、主演の阿部と共演の芦田愛菜、藤原大祐、板倉俊之、夏川結衣、山田篤宏監督が登壇した。

ある日突然SNS上で炎上し、殺人事件の犯人に仕立て上げられた男・山縣泰介を演じた阿部は「脚本を読んだ時にはこれが現実に起きたら本当に怖いなと思いました」と語り、SNSでの炎上を題材にした現代的なストーリーについては「僕自身はSNSをやっていないので、リツイートの意味やその重大性がわからなかった。ですよね、夏川さん。知っていましたか?」と年齢の近い夏川に同意を求めつつ「携帯メールを打つのも遅いし、今でもネット社会にはついていけていない。そういう意味では僕にぴったりの役でした」と話した。
劇中では阿部がパンツ一丁の半裸姿で危機一髪を迎えるシーンがあるが、「12月の寒い時期の撮影で裸になって。冬場にパンイチは正直キツイかなと思いましたが、現場入ったらプロ意識で」と言う阿部に、山田監督は「本当にパンイチになってくれるのかな?と思ったけれど、体もバッチリと仕上がっていた」と、その役者魂を称えた。

事件の被害者の友人で、泰介を追う謎の大学生・サクラ役を演じた芦田は、阿部とは初共演となったが「シリアスなシーンが多くてお話をする機会がなかったので、次はお話が出来るような作品で御一緒したいです」と次回にも期待を寄せた。一方、阿部は「小さい頃から映像で見ていますから、大人になったなあと思いました」と目を細めたが、司会者からSNSの交換を提案されると「SNS? LINEならば出来ますよ…」と笑わせた。

最初に事件の投稿を拡散した大学生インフルエンサーを演じた藤原も、阿部とは初共演。「そこまで言葉を交わす役ではなかったけれど、阿部さんは目の奥から伝えてくれるエネルギーがあって、お芝居をしながら感動しました」と阿部に敬意を表した。泰介の同僚で大帝ハウスの営業部に勤める野井大輔役を担った板倉は、初共演の阿部に「『本当に会えるのかよ!』と思った。阿部さんを助手席に乗せて車で走る場面では、大スターの命を預かっているわけですから、教習所の卒検よりも緊張しました」とジョークを交えて会場の笑いを誘った。

舞台挨拶の中盤では、作品の内容にちなみ、誰が真実を話していて、誰が嘘をついているのかを当てるクイズ企画を実施。「これまでに誤解を招いて大騒動になった or なりかけたエピソード」をそれぞれが発表し、嘘を発表した人物を観客たちが推理した。板倉は「飛行機内でクシャミをして鼻フィルターが前の座席まで飛んでしまった」、夏川は「未婚なのに結婚していると言われ続けた」、藤原は「下の名前の読み方がややこしくて、海外のホテルでTAIYUと予約されていてチェックインできなかった」、芦田は「大学の期末テストで試験会場の教室を間違えた。危うく単位を落とすところだった」、阿部は「車の運転中に職質された際、ボンネットに両手をつくというアメリカ映画でよく見るような体勢を取ってしまった」と照れ笑いで明かした。観客たちは板倉が怪しいと推理。一方、山田監督は「話がまとまり過ぎている」と芦田を疑ったが、推理の通り嘘をついていたのは芦田だった。
映画は、9月26日から公開。


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