「映画 えんとつ町のプペル」続編、新たなルビッチ役は永瀬ゆずな!オーディションで満場一致の抜てき
2025年8月21日 17:00

2026年春に全国公開される「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」の製作報告会見が、8月21日に行われ、製作総指揮・脚本を務める西野亮廣、廣田裕介監督、アニメーション制作を担当するSTUDIO4℃の田中栄子氏が出席した。会見は現在、ミュージカル「えんとつ町のプペル」が上演中のKAAT神奈川芸術劇場で開かれ、多くのファンが招待された。
本編は鋭意製作中だといい、西野は「いま、日本映画はひとつの転換期を迎えている。ちょっと前は『配信の時代だよね』と言われていたが、ここにきて、映画館に新しいお客さんが続々流れてきている」と分析。「いままでなら、ありえなかった大ヒットがバンバン生まれていて、そんな日本映画の追い風に乗れるように届けていきたい」と闘志を燃やした。

「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」は、興行収入27億円・観客動員196万人を記録し、国内外で高い評価を獲得した「映画 えんとつ町のプペル」(20)の続編。前作から1年後、青空を取り戻したえんとつ町を飛び出し、新たな奇跡に導かれたルビッチの冒険が紡がれる。前作で芦田愛菜が担当したルビッチ役は、新たに子役の永瀬ゆずなが務めることが決定。制作報告会見で発表され、永瀬本人も駆けつけた。

現在10歳の永瀬は、オーディションで抜てきされ「大好きなルビッチを絶対に演じたいと思っていたので、すっごくうれしかったし、(結果を)聞いた瞬間は感情がぐちゃぐちゃになった」と喜びを振り返る。すでに声の収録を終えており「成長した新しいルビッチを演じたいと思った」と、演技に込めた思いを語った。
西野は「芦田愛菜さんに続く声優さんを見つめるのは、僕らにとってもかなりのプレッシャー。でも、ゆずなちゃんの第一声で『あっ、ルビッチじゃん』って。オーディションが終わった瞬間、みんな迷いなく満場一致で。本人には内緒で、マネージャーさんには2~3分後に(結果を)伝えていた」と、声優決定の舞台裏を明かした。

さらに「瞬発力、対応力がすばらしい」(西野)、「子どもらしい無邪気さが必要だったし、勇気を出して、ひたむきにチャレンジする姿はまさにルビッチだなと。もちろん、演技力は折り紙付き」(廣田監督)と絶賛の声が飛ぶと、永瀬は「自分がどう思われているか、聞くことはないので、うれしいです」と笑顔を見せた。会見では、ルビッチと冒険を繰り広げる不思議なネズミの名前が“モフ”であることも明らかになった。
映画は、えんとつ町以外での冒険も描かれるといい、田中プロデューサーは「前作で作った3DCGモデルが使える(再利用できる)と思っていたのに、新しい場所に10カ所以上行くんですよ! タイトルは『約束の時計台』ですけど、そんな約束していない(笑)。それに新しいキャラクターの多いこと!」と、ジョークを交えて、新たな試みに挑む製作現場について報告。“言われ放題”の西野は、タジタジだった。
「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」は、26年春に全国公開。声優起用を永瀬にサプライズで伝えた際の動画(https://youtu.be/NddwATo7sVw)が公開されている。
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