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「外でセックス?」マッチングアプリや一夜限りの関係がもたらす“親密さ”を語り合う「LOVE」本編映像 特集「オスロ、3つの愛の風景」より

2025年8月16日 22:00

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「LOVE」の一場面
「LOVE」の一場面
(C)Motlys

第75回ベルリン国際映画祭で、ノルウェー映画史上初めて最高賞の金熊賞を受賞したダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督の「DREAMS」が、トリロジーとして制作された「LOVE」「SEX」と共に、特集上映「オスロ、3つの愛の風景」として、9月5日から公開される。3作すべてが愛や親密さ、セクシュアリティにまつわるスリリングでユニークな会話劇だ。このほど「LOVE」の本編映像とハウゲルード監督のインタビューを映画.comが入手した。

画像2(C)Motlys

LOVE」は女性医師のマリアンヌと同僚の男性看護師トールを中心に、大人たちが本音をさらけ出しながら愛し方を模索する物語。このほど公開された本編映像は、二人がフェリーで会話するシーンだ。

画像3(C)Motlys

独身のマリアンヌは、友人からある人物を紹介されたことをトールに明かす。「でもバツイチで、元妻が隣に住んでた」とこぼすマリアンヌ。そして話題はトールがフェリーに乗る理由へと移る。同性愛者のトールは「眠れなくて落ち着かない時、男をあさるためによく乗る」と打ち明ける。そしてマッチングアプリで出会う相手との一夜限りの関係がもたらす「親密さ」について語る。マッチング後についてマリアンヌが「外でセックス?」とトールに単刀直入に尋ねる場面も。「初対面だから相手のことは何も知らない。まっさらな関係だからこそ生まれる、不思議な親密さがあるんだ」。トールのこの言葉は、人を愛することに後ろ向きなマリアンヌにどのような影響を及ぼすのか、その後の展開が気になる1シーンだ。

本作「LOVE」は昨年のベネチア国際映画祭コンペティション部門で上映され、海外メディアより、「軽やかでセクシー、どこか哲学的――そして意外にもラディカル。カジュアルな関係も真実の愛も、同じ温度で見つめる優しく繊細な愛の物語」(VARIETY)、「恋愛の本音をこれほどまでにさらけ出した映画には出会えないだろう」(Filmstage)などと評されている。

ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督
ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督

LOVE」についてハウゲルード監督は以下のように語っている。(本国プレス資料より抜粋)

――「LOVE」では、核家族などの枠組みにとらわれない関係性を模索する二人が描かれます。今日における恋愛や関係性にまつわるステレオタイプな価値観は、どれほど人を制限していると思いますか?
それは、その価値観に対して自由を感じられない人々にとって特に大きな制限になると思います。核家族は多くの文化遺産の基盤であり、それに紐づいた儀式や伝統が非常に多いことから、無関係ではいられません。こうした価値観は政策にも反映されており、代替的な生き方を想像すること自体が難しくなっているのです。
――TinderやGrindrのようなデジタルの出会いの場が登場したことで、恋愛はしやすくなったと思いますか? それとも難しくなったでしょうか?
セクシュアリティに関しては確かに、条件が緩やかになったと思います。そして、Tinder で恋人を見つけたという話もよく耳にするので、人と出会う手段としては有効に機能している面もあるでしょう。でも、他のすべてのことと同様に、そこでも運は必要です。一方で、人生で最も繊細で親密な部分を商業的なチャネルに委ねてしまうという点には、不安を感じます。ただ、それはまた別の問題でもありますね。
画像5(C)Motlys
――「LOVE」は愛を描きつつロマンス色が控えめに感じられます。これは意図的なものですか?
私はそうは思いません。「LOVE」にはたくさんのロマンスが詰まっていると思いますし、「SEX」も同様ですが、どちらも性に関する描写が非常に多く含まれていると感じています。たしかに露骨な性描写は避けていますが、それはテーマに深く迫り、“真実味”をもたらすための手法です。そして、映画で露骨なセックスシーンに“真実味”を感じさせるのは、非常に難しいことだと私は思っています。少なくとも、私が観る限りにおいて、多くの性描写は本当に「性」を描いているというより、“おなじみの性的ポーズ”をとった裸の身体を見せているだけに感じられることが多いのです。
――愛を描いた作品の中で、あなたに影響を与えた映画はありますか?
この映画に関しては、「緑の光線」(86/エリック・ロメール監督)「ヘアー」(79/ミロス・フォアマン監督)「司祭」(94/アントニア・バード監督)などです。

特集上映「オスロ、3つの愛の風景」は3作共に9月5日から、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

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