観る者の正気が試される… 韓国スリラー「侵蝕」ショッキングな本予告&ポスタービジュアル披露
2025年8月8日 16:00

韓国発のスリラー映画「侵蝕」の本予告とポスタービジュアルが披露された。
本作は、“侵す者”と“侵される者”──その絡み合う関係の深層を暴き出していくスリラー。第29回釜山国際映画祭「コリアンシネマトゥデイパノラマ」部門に公式招待されたのを皮切りに、各国映画祭に招待された。出演はクォン・ユリ(少女時代)、クァク・ソニョン、イ・ソル、そして数々のドラマ、映画に出演している子役のキ・ソユが、それぞれこれまでの親しみあるイメージを捨て去り、自らの選択で揺れるキャラクターを、鋭く、そして繊細に演じきっている。

娘の危険な行動への恐怖と責任の重さに苛まれる母親と、そんな母親を理解することができず、不穏な眼で母を見つめる娘。20年後、幼少期の記憶を無くした女性のもとに、明るく天真爛漫な侵入者が突然現れる。時を隔てた過去と現在2つの物語は“予期せぬ侵入”によって結びつき、地獄のように交錯していく。あまりにも強烈でリアルな物語は、息が詰まるような緊張感と不穏なざわめきを呼び起こし、観る者の胸を狂気がじわじわと蝕んでいく――。

本予告は、7歳の少女が無垢な友達に対して繰り返す、目を覆いたくなるような危険行為から幕を開ける。彼女は、黒く塗り潰されたような目でカメラを見つめ、「ママも、私が怖い?」と微笑みながら問いかける。その一言が、すべての悪夢の始まりを告げる。制御不能な暴力性を持つ娘を必死に抑え込もうとする母親の絶望と恐怖。20年後、過去に闇を抱えた二人の周囲で不可解な出来事が発生し、生活を崩壊へと導いていく様子が映し出される。

火傷でただれた手、何者かに首を絞められる男、プールに沈む子どもの小さな体、血まみれのまま微笑む女、業火に包まれ暴れ狂う者。次々に現れるショッキング映像は、理性の境界を容赦なく踏み越えていく。過去と現在、そしてまだ見ぬ未来が錯綜する中で、あぶり出されていく「生まれながらの怪物」とは一体なんなのか? 衝撃的でありながら真相が気になる映像に仕上がっている。
ポスタービジュアルは、闇の中にクォン・ユリ、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユら主要キャストの姿が静かに浮かび上がっている。その下に、不穏な空気をまとったモノクロの花のイラストが添えられ、「正気を保てるか」という挑発的なコピーと共に、タイトル「侵蝕」の文字が大きく刻まれたビジュアルとなっている。
映画は9月5日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
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