BLファンタジー「異世界の沙汰は社畜次第」26年1月にTVアニメ化 主演の伊東健人、前野智昭が原作PVから続投
2025年8月2日 23:20

ボーイズラブファンタジー小説「異世界の沙汰は社畜次第」が2026年1月にテレビアニメ化されることが決定した。主人公の近藤誠一郎役を伊東健人、アレシュ・インドラーク役を前野智昭、ノルベルト役を山下誠一郎、カミル役を東地宏樹が担当する。メインスタッフ、ティザーPV、ティザービジュアルが公開されている。
八月八氏による原作は、シリーズ累計200万部を突破している人気作。30歳を目前に聖女召喚に巻きこまれた会社員の誠一郎が、転移先の異世界ロマーニ王国の経理課で働くことになり、“氷の貴公子”とあだ名される騎士団長のアレシュらと交流し、絆を深めていく。単行本(KADOKAWA刊)は全3巻、コミカライズは最新第7巻が10月31日に発売される。

伊東が演じる主人公の誠一郎は、社畜根性が身に染みつき、異世界でも自ら仕事を求め続ける会社員。前野が担当するアレシュは、若くして騎士団長の座に就いた希代の天才で、ある事件で命を落としかけた誠一郎を助けるため彼と急接近することになる。

山下に配役されたノルベルトは、異世界での生活に不慣れな誠一郎をサポートしてくれる王宮経理課の同僚、東地が担当するカミルは、誠一郎を「使える人材」だと見抜く冷徹な宰相という役どころだ。なお伊東と前野は、21、23年に公開された原作単行本PVからの続投となる。
監督の石平信司、シリーズ構成の中村能子、アニメーション制作のスタジオディーンは「ただいま、おかえり」を手がけた顔ぶれ。助監督を「夏目友人帳」(キャラクターデザイン)の山田晃、キャラクターデザインを「佐々木と宮野」の藤井まき、音楽を「私の百合はお仕事です!」の大橋恵が担当する。
ティザーPVには、誠一郎とアレシュの登場シーンを収録。ティザービジュアルにも、2人の姿が描かれている。
11月に東京・池袋のサンシャインシティで行われる「アニメイトガールズフェスティバル2025(AGF2025)」内で、同作のステージイベントが実施されることも決定した。11月9日午前10時50分から、噴水広場(アルパB1)に伊東と前野が登壇予定。ステージの模様はABEMAで無料配信される。

また、伊東と前野がパーソナリティを務めるウェブラジオ「サロン de いせしゃち」の配信も決まった。詳細は後日発表。また「AGF2025」入場チケットの有償特典(1500円)では、ゲストとして山下も出演する同番組の出張版を聞くことができる。

キャスト、スタッフ、原作関係者からのコメント全文は以下の通り。


それからいろんな人からの「面白い!」「アニメ化しないかな!」といった声は耳に入ってきていました。なので今回、同じキャストでアニメがスタートすると聞いてとてもうれしかったです。
誠一郎はいわゆる社畜。社畜は社畜でもポジティブ(?)な社畜です。働くのが好きで、生活に染み付いてしまって、それ故に本人も気付かないうちに無理をしてしまっている人間です。入口として、そんな彼に共感してしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな彼の不思議な体験、不思議でかけがえのない出会いのお話を、ぜひ皆様の目で見守ってあげてください。


コミックスPVと同じく、また我々でCVを担当させていただけることになりとてもうれしいです。
何年か前の最初のコミックスPV収録の際に、アニメでも見たいですね! とスタッフさんと盛り上がったのを鮮明に覚えています。
コミックスPVでの伊東くんとのかけ合いのテンポ感もとても心地よかったですし、原作ファンの方にも、初見の方にもご満足いただけるよう、精一杯アフレコに臨もうと思います。
どうぞよろしくお願いします。


“異世界転生”という作風は今やメインコンテンツですが、そのなかでもまた新しい風を感じるような作品だと感じました。
主人公の名前に勝手に縁を感じてうれしいのですが(笑)、演じる役では彼をしっかりサポートできるよう頑張ります!


もともと何タイトルか候補があがったなかで、DEENの齋藤さんから「これめっちゃ面白いです」と激推しされたのが決め手になって監督することになりました。
仕事柄、なろう系異世界ものは数多く手がけてますが、まさかこのジャンルにもBLきたんだー、と感心したのが最初の印象でした。
しかし、とにかく誠一郎のセリフとモノローグが知略系で理詰めがちなのに、どこか頼りないカンジが面白くて、まるでMMORPGの軍師キャラ。アニメ映えするし好きなタイプなので、番組としてもかなり面白くなると確信があって、ノリノリで作業してます。
アレシュも初回から誠一郎との関係性が進むごとに印象が変わっていくあたりなど、見どころになるよう気をつけてます。
登場キャラも多彩でクセが強めなのが多くて、飽きがないですね。自分はカミル、ゾルターン、シプリアノがツボってます。
優愛をはじめ数少ない女性キャラもそれぞれ一見ステレオタイプでそうでない、とか話が進むたびに見え方が変わっていくので、そこは原作の印象を再現できるように気をつけてます。
恋愛はもちろん、陰謀やら策略やら見どころも多いので期待していていただければと。
「異世界の沙汰は社畜次第」の助監督を担当する山田です。
助監督として力を尽くして制作しております。
現代の社畜が異世界で奮闘しながら、少しずつ温かい人間関係を築いてく様子と、たくさん登場する愉快なキャラクターたちの掛け合いも見どころです。
ぜひお楽しみください!
自分を「社畜」と冷めた目で見つめる主人公・誠一郎は、お仕事が大好きな「プロフェッショナルな仕事人」だと思います。
異世界に召喚されてもその力を発揮していろんな問題を解決していく様は痛快ですし、そこで出会ったアレシュとの関係性が少しずつ変わっていく姿は、「どうなるの!?」とさらにわくわく感を加速させてくれます。
アニメになった彼らの活躍も、みなさまもご一緒に楽しんでいただければ幸いです。
初めてお話をいただいた時、「異世界」「BL」「社畜」の強烈なパワーワードに思考が良い意味でフリーズいたしました。
登場する魅力的なキャラクターたちと異世界でのBLライフはぜひ観ていただきたいのと、主人公である誠一郎の社畜っぷりに、共感と笑いをお届けできればと思っています!
このお話をいただいた時は、異世界でBLで社畜?? という感じでしたが(笑)、原作を読ませていただきすぐにその世界観に引き込まれました。
異世界という世界観の中で登場人物の心情も大切に音楽を作りましたので、そのあたりも楽しみに観ていただけたらうれしいです。
「異世界の沙汰は社畜次第」なんとアニメ化です。
驚きのアニメ化ですが、応援してくださったみなさんのおかげです。ありがとうございます。
自分の書いた物語が、漫画になり、そしてアニメになるのはとても不思議な気持ちですね。関係各所に御礼申し上げます。
異世界に行っても働くことが止められない社畜、誠一郎が異世界でも変人扱いされていくさまと、それに巻き込まれてクールキャラからおかんになっていくアレシュ。そして愉快な仲間たちの動く姿をみなさんと一緒に見られるのが楽しみです。
アニメ化おめでとうございます!
イラスト担当として、また視聴者として、キャラクターたちが動く姿を見られるのが今から楽しみです。
この作品に関わらせていただけたことに感謝を込めて。

異世界転移しても仕事に執着した近藤さんと、そんな彼を放っておけない騎士アレシュ様。
環境が違うさまざまなキャラたちと紡ぎ出される人間関係が、アニメで見られるなんて……!
原作のいちファンとして心から楽しみにしております。
そして制作に携わったスタッフの皆様へ心から感謝申し上げます。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント