「ジュラシック」シリーズの伝統は“勇敢な子どもたち” 最新作で奮闘するデルガド一家の活躍に注目
2025年7月25日 11:00

「ジュラシック」シリーズの新章となる「ジュラシック・ワールド 復活の大地」が、8月8日に全国公開を迎える。同シリーズといえば、リアルで迫力満点の恐竜たちの映像表現や、圧倒的なスケールの世界観が大きな魅力だが、忘れてはならないのが“子どもたちの勇敢な姿”だ。
恐竜に怯えながらも困難に立ち向かう子どもたちの勇気と成長は、シリーズを通して描かれてきた重要なテーマのひとつ。本記事では、歴代の「ジュラシック」シリーズに登場した勇敢な子どもたちの活躍を振り返りながら、シリーズ最新作に登場するデルガド一家に注目していく。
記念すべきシリーズ第1弾「ジュラシック・パーク」では、パーク創設者ジョン・ハモンドの孫であるレックス(アリアナ・リチャーズ)とティム(ジョセフ・マッゼロ)の姉弟が恐竜の脅威に直面しながらも、プログラミング技術や恐竜の知識を駆使してパークのシステム復旧に貢献し、人々の命を救う活躍を見せた。続く「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」では、数学者イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)の娘ケリー(バネッサ・リー・チェスター)が体操の技を駆使してヴェロキラプトルを撃退するなど、大胆不敵な行動が記憶に残っているだろう。
「ジュラシック・パークIII」では、事業家を名乗る夫妻の息子エリック(トレバー・モーガン)が単独でイスラ・ソルナ島を8週間も生き延びるサバイバル術を発揮。ラプトルに催涙弾を投げつけ、グラント博士(サム・ニール)たちを助けるなど、逞しさを見せた。さらに「ジュラシック・ワールド」シリーズでは、クローンとして生まれた少女メイジー(イザベラ・サーモン)が、恐竜と人間の共生という物語の核心に迫る重要な存在として描かれている。

シリーズ最新作となる「ジュラシック・ワールド 復活の大地」では、船旅中に遭難し、思いがけず恐竜の棲む島へと漂着するデルガド一家が登場する。一家の父であるルーベン・デルガド(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)は、親子関係を深めようと18歳長女テレサ(ルナ・ブレイズ)と11歳次女イザベラ(オードリナ・ミランダ)を連れて、夏の海へ船旅に出る。しかし、思春期真っ只中のテレサが、恋人ザビエル・ドブス(デビッド・ヤーコノ)も旅に同伴させたことで、ルーベンは父として複雑な心境を抱えていた。
そんな中、巨大な海棲爬虫類モササウルスの襲撃によって、彼らの乗っていた船が転覆。混乱のさなか、一家は、極秘任務遂行中の熟練の秘密工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)率いる精鋭チームに救助される。そして彼らは、恐竜たちが自由に生息する“禁断の島”サン・ユベール島に上陸することになるのだ。

今回は特別映像もお披露目。壮絶なサバイバルに巻き込まれるデルガド一家の撮影舞台裏に迫るメイキング映像となっている。
映像では、巨大なモササウルスに襲撃され、一家が乗るマリポーサ号が転覆する緊迫感あふれるシーンの撮影風景が映し出されている。さらに、サン・ユベール島に上陸した一家に、本シリーズを象徴するTレックスによる容赦ない襲撃が待ち受ける。そんな極限状態のなか、テレサは恐竜の姿を横目に、家族の脱出手段を確保するために単身ゴムボートのもとへと向かうなど、勇気ある行動を見せるのだ。
一方で、まだ幼いイザベラも、恐怖に打ち勝ち果敢に動く姿が印象的。家族の一員としてしっかりと自らの役割を果たしていく。親子関係に微妙な距離を抱えていた一家だが、過酷な状況の中で絆を深めながら、恐竜がひしめく危険な島からの決死の脱出に挑むことになる。
デルガド一家とザビエル役を演じたキャストたちにとっても、「ジュラシック」シリーズへの参加は初めての経験となった。イザベラ役のミランダは「このような壮大な物語のほんの一部に加わることは、とても素晴らしい機会でした」と喜びの瞬間を振り返り、ザビエル役のヤーコノは「僕はすぐにそのキャラクターに恋に落ちましたし、そうでなかったとしても、この映画に出るためには床拭きの役でさえも喜んでしていたよ」と出演の喜びをユーモア交じりにコメント。


メイキング映像には、過酷なアクションシーンにスタントなしで挑むミランダの姿や、撮影の合間に笑顔を見せるキャストたちの一幕など、チーム一丸となって撮影に臨んだ現場の雰囲気が映し出されている。
長期間にわたる海外での撮影について、ミランダは「こんなに長い間、家族たちと離れるのは初めてでした。しばらくの間は母と一緒に過ごし、喧嘩をしたり、そこから成長したりすることを学んでいました」と語り、撮影を通して自身も成長したことを実感している様子。テレサ役のブレイズは「マハーシャラやスカーレットのようなベテラン俳優の隣で仕事をする経験ができたことで、彼らの技術を見て学び、成長することができました。本当に素晴らしい経験でした」と貴重な共演経験に感謝の言葉を述べた。さらに、ヤーコノは「僕が学んだ大きなことは、デルガド姉妹やザビエルも学ばなければならなかったように、自分自身を信頼し、自分の直感を信頼することだと思っています」と自身の成長について語った。
シリーズの歴史を塗り替える“新章”では、恐竜たちとの壮絶なサバイバルの中で、必死に家族を守ろうとする父の姿や、勇気をもって立ち向かう子どもたちの姿も要注目だ。
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