安野モヨコ「シュガシュガルーン」前日譚、スタジオカラー制作で短編映像化 本編のアニメ化も決定
2025年7月9日 20:00

「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られるスタジオカラーが、安野モヨコ氏の魔法少女漫画「シュガシュガルーン」の新作短編アニメーション「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcieres(シュガシュガルーン レ・ドゥー・ソルシエール)」を公開した。また、本編アニメの制作決定も明らかになっている。これらの発表は、フランス・パリで開催された「Japan Expo Paris 2025」内で行われた。
原作「シュガシュガルーン」は、2003~07年に「なかよし」(講談社刊)で連載。魔界の次期女王候補で、親友同士でもあるショコラ・メイユールとバニラ・ミューが、ともに人間界へとやってきて、人間たちのハート(想いの結晶)を集める試練に挑む姿を描いた。単行本は全8巻。05年には、studioぴえろの制作でテレビアニメ化されている。
原作の連載20周年記念映像として制作された「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières」では、原作者の安野氏監修のもと、原作漫画の前日譚にあたる物語が展開。次期女王を決める試練のなかで、ショコラとバニラが力を合わせて魔界の各地で大冒険を繰り広げ、友情を再確認していく姿が3DCGアニメで表現されている。ショコラ役を小橋美憂、バニラ役を近貞月乃、コルドロンを宮寺智子が担当した。

「Japan Expo Paris 2025」のステージには、スタジオカラー所属の監督・松井祐亮とアニメーションプロデューサーの藤原滉平が登壇。「SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcieres」の初上映後には、同作込めた思いや制作エピソードが語られた。松井監督は「原作では描かれていない人間界への旅立ちを、前日譚として想像を膨らませて描いた」と、安野氏と何度も意見を交わしながら、キャラクターの背景に至るまで作り込んだ制作過程を明かした。藤原プロデューサーは「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能をみていただきたい」と、作品の手応えを伝えている。

制作決定が発表された本編アニメーションの詳細は未公開。松井監督は「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします」と話した。
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