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伊藤潤二の世界に浸れる恐怖物語集第3弾「クリムゾン」制作決定! 主題歌は松任谷由実の書き下ろし「烏揚羽」

2025年7月4日 08:00

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松任谷由実と伊藤潤二の初対面となったラジオ番組収録時の模様
松任谷由実と伊藤潤二の初対面となったラジオ番組収録時の模様
(C)ジェイアイ/朝日新聞出版

ホラー漫画の鬼才・伊藤潤二の恐怖物語集第3弾「クリムゾン」の制作が決定。主題歌を伊藤のファンである松任谷由実が担い、書き下ろし曲「烏揚羽(からすあげは)」を提供する。併せて伊藤と松任谷からコメントが寄せられ、「烏揚羽」のMV(https://youtu.be/o49G2mf_NSI)が披露された。

漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞を4度受賞し、世界中にファンを持つ伊藤。その独創的な世界観と、圧倒的な画力で描かれるキャラクターが創り出す恐怖の作品群の中から「富江」「双一」「首吊り気球」などの代表作選りすぐりの20タイトルをアニメ化した「マニアック」は、2023年1月にNetflixで全世界に独占配信され、アジア各国のNetflixでTOP10入りを記録。翌2024年にはTOKYO MXでも放送された。

その好評を受け続編となるアニメ第3期「伊藤潤二『クリムゾン』の制作が決定。フランス・パリで開催中のJapan EXPO 2025でアニメ化と主題歌決定が発表された。クリムゾン(CRIMSON)とは深紅や真っ赤な色を指し、今回のコンセプトは”怪物“。独特の狂気に満ちた傑作を厳選し、不気味で奇々怪々、それでいて独創的な伊藤潤二の世界にどっぷり浸れる恐怖物語集だ。

なお、伊藤と松任谷の交流は、松任谷が2024年に世田谷文学館で開催された「伊藤潤二展 誘惑」を訪れた様子をSNSで投稿し、それを以前から松任谷の大ファンであった伊藤が目にしたことがきっかけ。その後、伊藤が松任谷のラジオに出演し、松任谷が「クリムゾン」の主題歌を書き下ろす事となった。初対面となったラジオ番組収録時、松任谷は「伊藤潤二展 誘惑」で購入した、伊藤が描き下ろした「深海の美女」がアレンジされたデザインの浴衣を着て伊藤を迎えた。

「烏揚羽」MVより
「烏揚羽」MVより
(C)ジェイアイ/朝日新聞出版

主題歌「烏揚羽」の主人公は烏揚羽で、“冥界と現世”の二つの世界をつなぐ役割を担っており、“異なる異空間をミックスする”というのは、製作中の松任谷のアルバムのコンセプトに繋がっている。楽曲は今秋発売予定の松任谷40枚目となるオリジナルアルバムに収録予定で、MUSIC VIDEOに登場する「烏揚羽」は、伊藤描き下ろしのイラストとなる。

アニメ化決定に際して寄せられた伊藤と松任谷のコメント、ならびに「烏揚羽」のMVは以下のとおり。


画像3撮影・東川哲也(朝日新聞出版)
現在、私の原作を基にした「伊藤潤二『クリムゾン』」というアニメが作られています。このタイトルを聞いただけでゾクゾクして期待が高まります。新旧の私の短編の中から、特に血のように深い赤色を存分に生かせる作品を選んでアニメ化していただけると聞いております。
ユーミンこと松任谷由実さんは、世界における最高の作曲家のひとりだと私は思います。今回「クリムゾン」のOPをユーミンさんに担当して頂ける事になりました。これは普通ではありえない事で、本当に夢のようです。最初ユーミンさんのスキャット風のデモを聴かせていただいて、それだけですぐに名曲と感じました。とても情感豊かで、一度聴いたら忘れられないメロディです。
最近はこのユーミンさんの新たな名曲が、私の頭の中でエンドレスに流れていて、幸せに浸っております。TVアニメ「伊藤潤二『クリムゾン』」は、真紅のイメージを想起させるアニメシリーズとなるのは重要なポイントだと思います。さらに加えて、松任谷由実さんがOPを担当してくださる事により、「コレクション」や「マニアック」とはまた違った雰囲気の、特別なアニメ作品になる事でしょう。ファンの皆さんも待ち遠しいと思いますが、是非楽しみにしていてください!

画像4撮影:上飯坂一
伊藤潤二作品には、それがどんなにシュールでグロテスクでも、その根底になぜか必ず繊細な“和”の美しさと哀しみが漂っています。むしろ、異形であればあるほど、そこに在るのに決して掴むことのできない何かへの憧憬が炙り出されるのかも知れません。私たち日本のファンも、多くのフランスのファンの方々も潜在的に気づいている共通の美意識。約200年かけて醸造された妖しい世界を一緒に旅することが出来るなんて、なんと素敵なことでしょう!
このMUSIC VIDEOは、伊藤潤二「クリムゾン」に先立つ小旅行。案内役は変幻に飛びまわる(烏揚羽)。伊藤潤二さんにお願いして黒い蝶の画を描いていただきました。今回テーマ曲を依頼され、ラビリンスのようなコード進行にのせたメロディと共に私が思い浮かべたのは、冥界と現世を繋ぎ、異次元を彷徨うメッセンジャーの形。偶然、フランス語でも黒い蝶はそんな意味を持つそうですね。私の描いたイメージは間違いではなかったと思えました。本編公開までしばらくのあいだ、ひとりでも多くの方にこの(烏揚羽)のMUSIC VIDEOで「クリムゾンへの期待をふくらませていただけたら幸いです。

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