映画「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」監督が新キャスト2人を絶賛 トータス松本はある俳優の大ファンだった!?
2025年6月27日 18:00

原田泰造が主演した深夜ドラマ、通称“おっパン”を映画化する「映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」に新キャストとして出演する曽田陵介とトータス松本について、二宮崇監督が語った。
練馬ジム氏による原作をドラマ化した本作は、2024年1月6日から東海テレビ・フジテレビ系の土ドラ枠で放送。世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”が、LGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラなどの新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイング・ドラマとして高評価を獲得し、「2024年日本民間放送連盟賞」テレビドラマ部門 優秀賞を受賞するなど話題を呼んだ。映画でも“おっパン”ファミリーが総登場し、新たなアップデートに挑むオリジナルストーリーが展開される。

“おっパン”ファミリーに加わり、物語の盛り上げの一端を担うのは、大地(中島颯太)がアルバイトをすることになるペット用品店「エルモッサ」の店長・佐藤を演じた曽田。映画「惑星ラブソング」が公開中の曽田は、7月期に放送される櫻井翔主演の連続ドラマ「放送局占拠」(日本テレビ)にも出演が決定している。

曽田扮する佐藤は、誠がアップデートする前の部下で、いくつものパワハラまがいの言動によって心を傷つけられ、退職した過去をもつ。誠と再会し、「人はそんなに簡単に変われるものじゃない」とアップデートした今の誠の姿を認めることができずにいたが、大地の言葉によって心の奥底にあった気持ちに気づき、誠と向き合うことを決める。ずっと心に引っ掛かっていた事実を、誠に本音で打ち明けるシーンは、大きな見どころとなっている。
二宮監督は、曽田が自然と“おっパン”の空気に馴染んでいたことを明かすとともに、「曽田さんは引き出しがとても豊富な方だなという印象です。相談すると色んなアイデアを出してくれて色んな表情を見せてくれる。とても魅力的な方だと思いました」とその実力を絶賛。
誠役の原田との撮影シーンが多かった曽田は、「元部下ということで過去のシーンと現在のシーンを交互に撮影していたんですが、原田さんの振り幅が本当にすごくて驚きました。アップデートって大事なんだなと感じました(笑)」としみじみと語った。

もう一人、物語の鍵を握る役どころで出演しているのが「ウルフルズ」のトータス松本。本作の主題歌・挿入歌も担当した松本は、誠の娘・萌(大原梓)が二次創作を描いている作品の初代編集者で、萌にとって神様のような存在の鎌田役で登場。
新たな才能との出会いを求め、同人誌イベント「コミック・カーニバル」に来場した鎌田は、萌が初めてのオリジナル作品に苦戦しながらも、「『好き』だからこそ中途半端に描けなかった」とファンに熱い気持ちを語る様子を見かける。後日、萌と偶然会った鎌田は、進路に悩む彼女にある言葉をかける。

二宮監督は、松本だからこそ言葉に重みを出せたと感じたようで、「やはりミュージシャンなので、トータスさんのセリフにこもるパワーに圧倒されました」と現場を回顧。松本が本作のために書き下ろした主題歌「青春」についても、「最初に聴いた時、とても感動しました。撮影後に書いていただいた曲ということでトータスさん自身がこんなにも撮影現場の空気やおっパンの世界観を感じてくれていたんだなと思える本当に素敵な曲です」と感謝を述べた。
実は、松本は誠の妻・美香を演じた富田靖子の大ファン。撮影終了時には、照れながら2ショットを撮影していたという。
「映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」は7月4日公開。映画公開を記念して「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!SP(スペシャル)」が、6月28日午後11時40分~12時35分に東海テレビ・フジテレビ系全国ネットで放送される。SPドラマには曽田もカメオ出演する。
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