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新米霊能力者が古代ギリシャ遺跡の街で“目に見えないもの”と交流 トルコの新鋭が描く自分探しの旅「わたしは異邦人」

2025年6月27日 14:00

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ポスタービジュアル
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昨年の第37回東京国際映画祭で〈アジアの未来〉部門の作品賞を受賞した、エミネ・ユルドゥルム監督第1回監督作品「わたしは異邦人」(映画祭上映タイトルは「昼のアポロン、夜のアテネ」)が8月23日から公開される。

本作は、カンヌ国際映画祭常連となっている、「雪の轍」「二つの季節しかない村」のヌリ・ビルゲ・ジェイランを筆頭に、「裸足の季節」のデニス・ガムゼ・エルギュベンら世界三大映画祭に多くの映画作家を送り込んでいるトルコから登場した、エミネ・ユルドゥルムの監督デビュー作。地中海の面した古代都市シデを舞台に、アポロンやアテナなど、ギリシャ神話に登場する神々から着想を得た幻想的な物語を取り込みつつ、ひとりの女性の母親を探す旅を、現代を生きる若き女性の成長譚に昇華させた作品だ。

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孤児として育ったイスタンブール生まれの新米霊能力者ダフネ。ヒト嫌いの彼女は人生を一かゼロかで捉えている。彼女が古代遺跡の残る地中海の古い町シデに来た目的は、長い間行方不明の母親を探すことだった。だが、ダフネの手許に残された唯一の手がかりは、遥か昔にトルコの名もない遺跡で撮影された、母親のぼやけた写真だけである。あてのない“人探し”を始めたダフネは、やがてマルクス主義革命家、娼婦、原始の巫女といった不思議な人々と出会い、彼らの協力を得て<母親探し>を続けるようになるのだが、彼らも“見返り”を求めてダフネに近寄って来たのだった…。

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本作の舞台シデは、古代ギリシャでは港町として栄えた歴史ある町。原題はギリシャ神話に登場する男女の神―理性を司る太陽神アポロンと、知恵・学芸・戦争を司る女神アテネをタイトルに冠し、女性と男性、死者と生者と言った二項が並立しながらファンタジー風の物語が展開する。アポロンの神殿や円形劇場など2000年も前の空気が色濃く漂う街で、世代から世代へと息づいてきた“目に見えないもの”との交流を通して 、ダフネは新たな自分を知っていく。

8月23日からユーロスペースほか全国公開。

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