ジェームズ・ガン監督、新生DCユニバースの全貌を語る「可能な限り最高の映画を作ろうとしている」
2025年6月24日 12:00

「スーパーマン」の世界公開を控えるジェームズ・ガン監督が、米エンターテインメント・ウィークリーの独占インタビューでDCユニバースの計画について全貌を語った。
「スーパーマンを最初に選んだのは、彼がDCの3大キャラクターの一人で、ワーナー・ブラザースにとって極めて重要なキャラクターだからです」とガン監督は語る。
「史上初のスーパーヒーローであり、あらゆる意味でDCの象徴的存在なのです」
デビッド・コレンスウェットがクラーク・ケント/スーパーマン、レイチェル・ブロズナハンがロイス・レーン、ニコラス・ホルトがレックス・ルーサーを演じる本作について、ガン監督は製作の苦労を率直に明かした。
「この作品は私にとって最初の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と非常に似ています。スーパーマンの飛行シーンの撮影方法や、このキャラクターが持つシンプルさと優雅さを理解するために多くを学んでいます。これまで私が脚本を手がけたキャラクターとはまったく異なる存在なので」
DCユニバースの今後について、DCスタジオの共同責任者を務めるガン監督は「神々と怪物」と名付けた第一フェーズの戦略的重要性を強調した。
「『スーパーマン』は極めて重要です。『クリーチャー・コマンドス(原題)』はそれほどでもありませんが、『ピースメーカー』と『スーパーマン』は、より大きな物語への到達という点で非常に重要な位置づけにあります」
同時に、各作品の独立性についても配慮していると語る。
「誰もが次の作品を観て、情報を見逃したと感じることなく楽しめるよう細心の注意を払っています。他の作品を観ていればより深い層を感じられますが、それは必須ではありません」
現在進行中のプロジェクトについて、ガン監督は具体的な進捗を明かした。米HBOの「ランターンズ(原題)」は「撮影が半分終了し、近々初期エピソードを観る予定」だという。
マイク・フラナガン監督(「ミッドナイト・マス」「ホーンテッド・ヒル・ハウス」)の「クレイフェイス(原題)」については「新しい脚本は素晴らしい出来です。映画は確実に製作されます」と確信を示した。
「これはボディホラー映画です。たまたまDCUを舞台にしたホラー作品ということです」
興味深いのは、まだ発表されていない秘密プロジェクトへの言及だ。「もう一つのテレビドラマがあります。これが私にとってこのすべての中で最も気に入っているプロジェクトです」と語っている。
次回作について問われると、ガン監督は興味深い発言をした。
「スーパーマンの続編を考えているかって? ある意味では...はい、そうです。ただし、単純な『スーパーマン』の続編かと言えば、必ずしもそうとは言えません」
「私はただ可能な限り最高の映画を作ろうとしているだけです」と語るガン監督。新たなスーパーマン像と「神々と怪物」の世界観が、「スーパーマン」でついに明かされることになりそうだ。
「スーパーマン」は7月11日から日米同時公開。
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