綾野剛「渾身の作品が誕生しました」、亀梨和也との共演は「ご褒美」【「でっちあげ」プレミアイベント】
2025年6月16日 22:14

三池崇史監督の最新作「でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男」のプレミアイベントが6月16日、都内で行われ、三池監督をはじめ、主演の綾野剛、共演する柴咲コウと亀梨和也が出席した。
第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみ氏によるルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(新潮文庫刊)を映画化。児童への体罰を告発された教師の薮下誠一(綾野)、児童の保護者・氷室律子(柴咲)、事件をかぎつけた週刊誌記者・鳴海三千彦(亀梨)の攻防を描く。民事訴訟の法廷で、薮下が放った「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認は、何を意味するのか?

主人公・薮下誠一を演じる綾野は、「クローズZEROII」(09)以来となる三池組で、「渾身の作品が誕生しました」と確かな手応え。「129分の上映時間は、いままで皆さんが体験したことがない、濃縮された時間を提供できるはず」とアピールにも熱がこもった。

綾野と亀梨の共演は14年ぶり。劇中、大雨のなかで、両者が対峙するシーンは大きな見せ場となっており、綾野は「(俳優業を)長く続けていると、こういうご褒美があるんだなと。お互いに成長を確かめ合いながら、作品にできることを考えた」としみじみ振り返る。当日の様子については「見る人が見ると『(人工的に)雨、降らせ過ぎだろ』と思うかもしれないが、実際に大雨だった」と明かした。
さらに「亀ちゃんが本当に嵐を呼んだ。亀梨和也ここにあり」と“持ってる”亀梨を称賛すると、当の亀梨は「直系の先輩なので(笑)、“嵐”が来てくださった」と、先輩グループの名前をあげて、ファンを喜ばせていた。

柴咲が三池監督の作品に出演するのは、「着信アリ」(04)、「喰女 クイメ」(14)で続いて3度目。舞台挨拶では、柴咲演じる律子の“怖さ”も話題となり、三池監督が「黙って立ってるだけで怖い。すげえ怖いんで、そこは楽しんで」と語ると、柴咲は「えっ? そうですか?」と交戦の構え。「パッションを大切に演じた役柄。私、律子100パーセントなんで(笑)。このキャラクターを愛しているので、皆さんにどのように受け止められるか楽しみです」と、観客の反応に期待を寄せていた。

プレミアイベントには、共演する大倉孝二、迫田孝也、三浦綺羅、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫が出席した。律子の夫を演じた迫田、律子側の弁護団を率いる弁護士役の北村は「コウちゃんの目が一番怖かった」と口を揃え、息子役の三浦は「柴咲さんの演技の迫力がすごくて、こんなお母さんだと怖いしどうしようと思った」と話していた。
「でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男」は、6月27日から全国公開。
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