綾野剛主演「でっちあげ」主題歌はキタニタツヤの書き下ろし楽曲「なくしもの」 それぞれの“信念”が錯綜する最新予告&場面写真披露
2025年5月27日 07:00

綾野剛が主演し、三池崇史監督とタッグを組んだ「でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男」の主題歌がキタニタツヤの書き下ろし曲「なくしもの」に決定し、楽曲を使用した最新予告編(https://youtu.be/KN88qgWMlgs)が披露された。あわせて、綾野、柴咲コウ、亀梨和也が演じる主要登場人物をとらえた新たな場面写真も公開された。
原作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみ氏によるルポルタージュ「でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相」(新潮文庫刊)。日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件をもとに、人間の静かな恐ろしさを描く。主人公の教師を綾野が演じ、「クローズZEROII」(09)以来16年ぶりに三池監督とタッグを組んだ。共演には、柴咲、亀梨、三浦綺羅、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫らが勢揃いした。
(C)2007 福田ますみ/新潮社 (C)2025「でっちあげ」製作委員会2003年、小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、保護者・氷室律子(柴咲)に児童・氷室拓翔(三浦)への体罰で告発される。体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。報道をきっかけに、担当教輸は「史上最悪の殺人教師」と呼ばれ、停職処分になる。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展。しかし、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるのだった。

主題歌を担当したキタニは、2023年にTVアニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」オープニングテーマ「青のすみか」をリリースし、配信からわずか3カ月弱でストリーミング総再生回数1億回を突破。歌手活動に加えて、「SUPER EIGHT」やLiSAなど数々のアーティストに楽曲を提供するなど、現在の音楽シーンを象徴する存在となった。
本作のために書き下ろした新曲「なくしもの」は、“何を失くしたのかさえもわからなくて けれど大事にしてたことは憶えていて”という歌詞が表現するように、追い詰められた状況の中にいてもなお、かすかな希望を手繰り寄せようとする想いを丁寧に描き、作品の世界に静かに寄り添う。
キタニは主題歌について「他者に奪われ壊され摩耗した人間が、全てを取り戻せないことを知っていてなお、再び他者を信じ手をとって立ち上がる。そういう強さは美しいなとこの作品を観て感じ、それを詞とメロディに込めました」と想いを語った。
主演の綾野は、「キタニさんがこの作品にとても誠実に向き合ってくれて、(この楽曲は)”最後の最大の共演者”だなと思いました。歌詞がいい意味で散らばっていて、必死に手繰り寄せている感じがしました。それは、薮下や律子さん、あの世界を生きている人たち全員共通することなのかもしれないと。とても深い部分で音楽を感じられて、本当に感謝しています」とコメント。柴咲も、「人間のモヤモヤしている部分を彷彿とさせられました。映画と同化していて、締めくくりに相応しい楽曲だと思いました」と感想を明かした。
(C)2007 福田ますみ/新潮社 (C)2025「でっちあげ」製作委員会映像では、教え子・拓翔(三浦)に“体罰”をしたとして告発された教師・薮下(綾野)が追い詰められていく姿が、より切実に、より濃密に描き出される。拓翔のランドセルを乱暴に投げつける薮下、涙を溜めながら怪我をした拓翔に寄り添う律子(柴咲)、薮下に謝罪を強制する校長・段田(光石)と教頭・都築(大倉孝二)、薮下の元へ取材に訪れる鳴海(亀梨)。実名報道をきっかけにメディアの過激さが増す中、薮下は自身の無実の主張を続け、律子は薮下の体罰を認めてもらうべく裁判に乗り出す。さらに、両者の弁護士・大和(北村)と湯上谷(小林)も加わり、息つく間もなくストーリーが展開されていく。
(C)2007 福田ますみ/新潮社 (C)2025「でっちあげ」製作委員会映像の後半ではキタニの力強く澄んだ歌声が重なり、各々が信じる真実と揺るぎない想いが複雑に入り交じる。最後は“いつか生きててよかったと思えるでしょうか”という歌詞とともに画面が暗転。「なぜ、それを信じますか?」というメッセージが表示され、見る者に問いかける。
映画「でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男」は6月27日全国公開。
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