マーク・ラファロらハリウッドスター、トランプ大統領誕生日にデモ参加 全米2000カ所で500万人以上
2025年6月16日 20:00

俳優のマーク・ラファロ(「アベンジャーズ」)、ケリー・ワシントン(「スキャンダル 託された秘密」)ら著名ハリウッドスターが6月14日(現地時間)、ドナルド・トランプ大統領の79歳の誕生日に合わせて全米各地で開催された「No Kings(王様はいらない)」抗議デモに参加したと、米Deadlineが報じた。
この日はトランプ大統領の誕生日であると同時に、米陸軍創設250周年を祝う軍事パレードが行われた日でもあり、セレブたちは「王様気取り」の大統領への皮肉を込めて抗議の声を上げた。
主催者によると、500万人以上が全米2000カ所以上で開催されたデモに参加し、トランプ政権第2期で最大規模の反政権デモとなった。ロサンゼルスだけで20万人以上、ニューヨークでは数十万人が参加したとされている。
抗議の背景には、トランプ政権がカリフォルニア州政府の同意を得ずに州兵2000人と海兵隊700人を派遣し、移民税関執行局(ICE)の取り締まり強化に反対するコミュニティを制圧しようとしていることがある。
ニューヨークでスーザン・サランドン(「デッドマン・ウォーキング」)とともにデモに参加したラファロは、MSNBCのインタビューで「我々の民主主義が本当に危機に瀕しているからです。大統領が自分を王様や独裁者にしてしまい、我々の権利や憲法を日々踏みにじることに対抗できるほど強力な野党が見当たらないのです」と語った。
ラファロはさらに「この大統領は建国の父たちの理念など全く気にかけていません。我々が軍事と行政府を分離した理由の一つは、独裁者が軍事力を国民に向けて使う国々から脱却するためでした。それがカリフォルニアですでに起きています」と強く批判した。
サンタモニカのデモにはワシントンとジュリア・ルイス=ドレイファス(「サンダーボルツ*」)が参加し、「私が好きな君主(モナーク)は蝶だけです」と書かれたプラカードを掲げた。ワシントンは自身のインスタグラムで、他の参加者が掲げた「ICEは飲み物の中だけにして、街からは出て行け」というプラカードも紹介した。
モンタナ州ボーズマンでは3000人規模のデモが開催され、女優のグレン・クローズ(「ダメージ」)が参加。トークショー司会者のジミー・キンメルは両親と共にロサンゼルス近郊サウスベイのデモに参加した。
デモは大部分が平和的に行われたが、ロサンゼルスやポートランドの一部で警察との衝突が発生。ソルトレイクシティでは銃撃事件で1人が重傷を負うなど、一部で緊張が高まった。

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