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米エンタメ施設・スフィアで「オズの魔法使」が体験型上映へ

2025年6月16日 08:00

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エンタテインメント施設「スフィア」
エンタテインメント施設「スフィア」
Photo by Tayfun Coskun/Anadolu Agency via Getty Images

米ラスベガスの革新的エンタテインメント施設「スフィア」が6月10日、名作映画「オズの魔法使」の体験型上映を8月28日から開始すると発表した。ブロードウェイミュージカル原作映画「ウィキッド ふたりの魔女」が世界的大ヒットを記録し、オズの世界への関心が高まるタイミングでの発表となった。

ウィキッド ふたりの魔女」は昨年11月の公開以来、世界累計興収3億9230万ドルを突破し、ミュージカル原作映画として歴代最高の成績を達成している。続編「ウィキッド フォー・グッド(原題)」の全米公開も今年11月21日に控えており、注目度はさらなる高まりを見せている。

スフィアのジェニファー・ケスター社長兼COOは、米ハリウッド・リポーターの取材に対し「スフィアでの『オズの魔法使』は没入型体験となります。受動的な鑑賞ではなく、映画を生きる体験です。感じ、見て、触れ、匂いを嗅ぐことができます」と説明した。

この上映では、観客がドロシーの視点で黄色いレンガ道を歩く完全没入体験が提供される。プロデューサーのジェーン・ローゼンタール氏は「オリジナル映画がテクニカラー技術で達成した革新性、ルビーの靴や竜巻シーンの魔法を考えると、『オズの魔法使』の多くの要素がスフィアのような没入型環境に自然に適合します」と語った。「ジュディ・ガーランドが『虹の彼方に』を歌うとき、まったく異なる感情的体験となるでしょう」

2023年9月にオープンしたスフィアは、高さ111メートル、幅157メートルを誇る世界最大の球形構造物だ。建設費23億ドルを投じたラスベガス史上最高額のエンターテインメント施設で、内部には世界最大のLEDスクリーン(16万平方フィート、16K解像度)を備え、観客の視野を270度覆う映像体験を実現している。

同施設は23年のU2レジデンシー公演で華々しくデビューし、25公演で70万人を動員した。現在はイーグルスのレジデンシー公演が継続中で、11月まで予定されている。また、ダーレン・アロノフスキー監督による自然ドキュメンタリー「Postcard from Earth」が常設上映されており、18K解像度の映像と4D効果で観客を地球各地の壮大な自然へと誘っている。さらに、U2の没入型コンサート映画「V-U2」も継続上映中だ。

オズの魔法使」の上映では最新のAI技術が重要な役割を担う。ケスター社長によると、制作チームはGoogleと協力し、オリジナル映画のアーカイブ映像を使ってAIモデルを訓練。元の4:3アスペクト比の映像をスフィアの16K解像度画面に適合するよう拡張した。

スフィアはこの取り組みを体験型エンターテインメントの新形態への大きな挑戦と位置づけている。自然ドキュメンタリー「Postcard from Earth」とは対照的な体験を提供することで、施設の多様性を実証する狙いだ。

オズの魔法使」の体験型上映は、他の公演のない平日5日間に実施予定で、チケットは10日から販売開始された。この革新的な試みが成功すれば、古典映画の新たな鑑賞形態として、エンターテインメント業界に大きな影響を与える可能性がありそうだ。

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