スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーに潜む“人間性らしさ”とは? ヒーロー映画史上最も人類を愛するヴィランが誕生
2025年6月9日 09:00

ジェームズ・ガン監督が手掛けた、DCユニバースの新たな幕開けとなる「スーパーマン」が、7月11日から日米同時公開される。本作で“希望の象徴”スーパーマンの前に現れる最大の宿敵となるのは、最高の頭脳を持った天才科学者にして大富豪のレックス・ルーサー。スーパーパワーを持たずして、最強のヒーロー、スーパーマンを苦しめていく役柄について、レックスを演じたニコラス・ホルトは「ヒーロー映画史上最も人類を愛するヴィラン」と語っている。

普段はクラーク・ケントとして大手メディアであるデイリー・プラネット社の新聞記者として平凡に働き、その正体を隠すスーパーマン(デビッド・コレンスウェット)。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最大の宿敵であり最高の頭脳を持った大富豪レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)に立ち向かう。
ガン監督は「この作品でとても大切なことの一つは、レックス・ルーサーをスーパーマン以上もしくは対等な存在として描くことでした。レックスはスーパーマン以上に恐ろしい存在でなければならないんです」と、超天才的な頭脳を武器に科学技術を駆使してスーパーマンを絶体絶命のピンチに追い込んでいく、本作最恐のヴィランについて語る。

そんなレックスを演じるのは「マッドマックス 怒りのデスロード」や「陪審員2番」など、出演する作品で強烈なインパクトを残す実力派俳優のホルトだ。レックスについて、ホルトは「ヒーロー映画史上最も人類を愛するヴィランだと思います。自身の持つ科学技術で、人類をより高いレベルに前進させようと願っており、同時に自分がヒーローや神のような存在として扱われることを望んでいます。だからこそスーパーパワーを持ち、全てのことにおいて優れているスーパーマンの存在が彼にとっては苦痛で、彼の心に深い恨みを生むんです」と、必要以上にスーパーマンに対抗心を燃やし、激しく衝突する理由について説明する。
さらに、「レックスは妬みや貪欲さ、憎しみといった感情に蝕まれていて、本能的な感情を露骨に解き放つのが他のヴィランにはないユニークな魅力です。僕自身もレックスが登場するコミックのあらゆるシーンを見て、感情的に閃く場面を参考にしています」と、感情むき出しの“人間らしさ”がレックスの魅力だと明かした。

また、ホルトは本作について「素晴らしいキャラクターで満ちていて、ジェームズ・ガンの脚本も素晴らしく、俳優にとって楽しいやり取りや機知に富んだセリフがあり、予想外の展開や大きなスケールも感じられる作品です。特に新しいDCユニバースの始まりとして、完璧な世界観を作り上げています」と並々ならぬ自信を覗かせている。
「スーパーマン」は7月11日から日米同時公開。
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