25万本の骨と5500個の頭蓋骨で作られた塔が不気味……ダニー・ボイル監督最新作「28年後...」特別ポスター
2025年5月30日 18:00

ダニー・ボイル監督の大ヒットシリーズとなる“28”シリーズの最新作「28年後...」から、夥しい数の人骨が積み上げられた不気味な塔“ボーン・テンプル”が描かれた特別ポスターが公開された。
人間の脳を破壊し、凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンを舞台に、生き残ったわずかな人間たちが感染者と死闘を繰り広げるサバイバルホラー「28日後...」。後に「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞監督となるダニー・ボイルと、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の監督・脚本家として高い評価を受けたアレックス・ガーランドのコンビにより、低予算で製作されたにもかかわらず世界中で大ヒット。5年後には続編となる「28週後...」が公開された。

最新作の舞台は、感染を逃れたわずかな人間たちが身を潜める孤島に変わる。対岸の本土にいる感染者から身を守るため、島の人々は見張り台を建て、武器を備え、コミュニティの中の厳しいルールに従って“安全に”生活している。そこに暮らすジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と息子のスパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、ある任務を実行するために島を出て本土に向かおうとするが、「その子にはまだ早い」と人々が忠告する。だがジェイミーは「大丈夫だ」と説得し、2人は頑丈な門の外に出る。本土と島をつなぐのは一本の土手道だけ。そして、島を離れて本土に行けば、誰も救助には来ない……。

特別ポスターに描かれた“ボーン・テンプル”は、ダニー・ボイルが本作で全世界に向けたメッセージ「メメント・モリ」(ラテン語で「死を忘れるな」の意味)の思いが込められている。この骸骨の塔は、凶暴な感染者だらけの本土で<感染者>と共に生きる博士ケルソン(レイフ・ファインズ)が、25万本以上の骨と5500個もの頭蓋骨を積み上げて築いたもの。彼は「人間は必ず死ぬ。感染者もそうでないものも、死者は皆同じなのだ」と聖職者のように死者を分け隔てなく敬っており、この塔はその信条を具現化している。
また、この塔は、リトアニア北部のシャウレイ郊外で無数の十字架が立ち並ぶ「十字架の丘」や、コロナウイルスによる英国内の死者数と同じ約15万人分のハートマークが描かれたロンドンの「追悼の壁」など、死者の記憶を刻んだ実在のランドマークを彷彿とさせる本作の象徴的な舞台となっている。

ポスターには、少年スパイクが“骸骨の塔”に登り、頭蓋骨を掲げている様子が描かれているが、監督のダニー・ボイルは「スパイクには素晴らしい島の家があるのに、なぜ危険を冒すのか」と、その行動の裏に重大な事情があることを仄めかしている。
「28年後...」は、6月20日に日米同時公開。
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