天才高校生のカンニング計画を描く「バッド・ジーニアス」をリメイク! 7月11日公開、予告&ポスター完成
2025年5月29日 08:00

タイの大ヒット作「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」をリメイクした「BAD GENIUS(原題)」が、「BAD GENIUS バッド・ジーニアス」の邦題で、7月11日に公開されることが決定した。リメイクを手がけるのは、フランス映画「エール!」を「コーダ あいのうた」のタイトルでハリウッドリメイクし、第94回アカデミー賞で作品賞を受賞したスタッフ。あわせて、日本版予告編(https://youtu.be/S06PEGcfAFs)、日本版ポスター、場面写真5点が一挙に披露された。
2017年、ナタウット・プーンピリヤ監督長編第2作として本国タイで公開され、国内興行収入1位、16の国と地域でサプライズヒット(うち中国・香港・ベトナム・マレーシア・ブルネイ・マカオ・フィリピンでは、タイ映画史上歴代興収1位)を記録した「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」。日本公開時も満席続出の大ヒットを記録し、高い注目を集めた。

物語は、貧しい家庭で育った天才少女・リンが、有名高校に特待入学するところから始まる。落第の危機に瀕した親友を助けるため、リンは試験中にある奇想天外な方法で、答えを教える。その事件をきっかけに、リンを取り巻く環境は一変。やがて、世界をまたぐカンニング計画へと発展していく。リメイク版では、オリジナル版とは異なる結末が待ち受けている。
天才的頭脳で自らの道を切り開くリンを演じるのは、スティーヴン・ソダーバーグ監督のホラー「プレゼンス 存在」で鮮烈な印象を残した新鋭、カリーナ・リャン。努力型の秀才で、リンの相棒となるバンク役に、人気テレビシリーズ「BEL AIR(原題)」で主演を務め、全米のティーンから絶大な支持を得るジャバリ・バンクスを配した。「アベンジャーズ」シリーズのドクター・ストレンジの相棒・ウォン役で知られるベネディクト・ウォンが、ランドリーを営む純朴なリンの父・モウに扮した。


予告編の冒頭は、取り調べ室らしき場所で、リンがカンニングを否認するシーン。全科目で学年トップの成績をおさめ、特待生として有名私立に迎え入れられたリンは、案内役のグレース(テイラー・ヒックソン)と親友になり、順風満帆な学園生活を送るかに思えた。
しかし、「全てが変わった、あの日から――」というナレーションとともに、リンの高い頭脳に目を付けたグレースの恋人・パット(サミュエル・ブラウン)が、カンニングビジネスを持ちかける。リンはピアノのコードを利用した完璧なトリックを生み出し、学園を席巻。さらに富豪弁護士であるパットの父親から、「息子をコロンビア大学に入れてくれ」という依頼を受け、世界一の監視を誇る共通試験を破るためのカンニング計画が動き出す。リンの「不公平な世界は頭で覆す」「自分の望むものを手に入れる、ルールを破ってでも」という力強い言葉が、印象的に響いている。


ポスターで切り取られているのは、とある試験中の教室。答案を手に、鋭い視線を放つリン、意味ありげな目線を送るバンク、グレース、パットの姿が確認できる。場面写真には、カンニング計画を進めているかのような4人や、リンと父・モウの2ショットも写し出されている。
メガホンをとるのは、本作が初監督となり、脚本も担当したJ・C・リー。これまでに映画、演劇、テレビシリーズの脚本を数多く担当し、2019年にサンダンス映画祭でプレミア上映された「ルース・エドガー」では高い評価を集めた。「ルース・エドガー」でリーとタッグを組んだ経験があり、「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」で監督・脚本を務めたジュリアス・オナーが、共同脚本を担う。製作には、「コーダ あいのうた」のプロデューサーであるパトリック・ワックスバーガーが名を連ねた。
「BAD GENIUS バッド・ジーニアス」は、7月11日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。
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