オスカー受賞、ウォルター・サレス新作「アイム・スティル・ヒア」の場面写真&ポスター公開
2025年5月27日 12:00

第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した、名匠ウォルター・サレス監督の新作「アイム・スティル・ヒア」の公開日が8月8日に決定。場面写真、ポスター画像が披露された。
元国会議員であったルーベンス・パイヴァが軍事政権によって誘拐されるという、実際に起こった事件を基にしており、原作となったのはルーベンス・パイヴァの実の息子であり作家マルセロ・ルーベンス・パイヴァによる書籍「Ainda Estou Aqui」」(日本未発売)だ。幼い頃、パイヴァ家と親交を持っていたウォルター・サレス監督の個人的な記憶と深く結びついた16年ぶりのブラジル作品となった。第81回ベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。第97回アカデミー賞では、ブラジル映画として初の作品賞のほか、主演女優賞・国際長編映画賞と3部門にノミネートされた。

1970年代、軍事政権下のブラジル。元国会議員のルーベンス・パイヴァとその妻エウニセは、5人の子どもたちと共にリオデジャネイロで穏やかな日々を過ごしていた。だが、スイス大使誘拐事件を契機に、国の空気は一変する。抑圧の波が広がる中、ある日、ルーベンスは軍に逮捕され、そのまま連行された。愛する夫を突然奪われたエウニセは、必死にその行方を追う。しかし、その過程で彼女自身もまた軍に拘束され、数日間にわたる過酷な尋問を受けることとなる。極限の状況の中でなお、彼女は沈黙を貫き、夫の行方を捜し続けた。自由を奪われ、愛する人の消息も知らされぬまま、それでもエウニセは諦めなかった。夫の名を呼び続けたその声は、やがて静かに、しかし確かに、歴史を動かす力へと変わっていく──。

エウニセを演じるのは、本作で第82回ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得し、第97回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたサレス作品の常連でもあるフェルナンダ・トーレス。また、フェルナンダ・トーレスの実母であり、サレス作品「セントラル・ステーション」に出演したフェルナンダ・モンテネグロがエウニセの老年期を演じる。8月8日新宿武蔵野館ほか全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス