齊藤京子、カンヌ映画祭レッドカーペットに「人生で一番幸せです」 深田晃司監督「恋愛裁判」お披露目
2025年5月24日 20:30

第78回カンヌ国際映画祭で、深田晃司監督最新作、齊藤京子主演の「恋愛裁判」が、現地時間5月22日カンヌ・プレミア部門で上映された。
「恋愛裁判」は、深田監督が目にした「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事から着想を得て、構想から10年を経て映画化した作品。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止」、契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして所属事務所から契約違反と訴えられ裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描く。

人間が自然に持つ恋という感情を、契約で縛ることは果たして許されることなのか? アイドルが恋をすることは「罪」なのか? 日本独自の「恋愛禁止ルール」に深田監督が鋭く斬りこみ、元・日向坂46でセンターを務めた経験を持つ齊藤が、恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣を演じる。
上映に先立ち、レッドカーペットアライバルに深田監督と齊藤が参加した。白と黒のストライプ柄のドレスで登場した齊藤は、緊張した面持ちながらも、多数の海外メディアからの呼びかけに爽やかな笑顔で応じながら、レッドカーペットを颯爽と歩き「あっという間に終わってしまった」と感想を述べる。

公式上映会場となったドビュッシー・シアターでは、1000名を超える観客に迎えられた。上映終了後、スタンディングオベーションが沸き起こった。

場内でマイクを向けられた深田監督は「今日という日を、スタッフ、そして齊藤京子さんと迎えられて嬉しい」、そして齊藤は「世界で一番幸せです」と述べ、作品を大きく称える拍手に応えました。上映後に深田監督は「こんなに監督冥利に尽きることはない」、齊藤は「一生忘れられない経験。生きてきた中で一番幸せな日」感激の面持ち。映画を鑑賞した観客は「爽やかな風をカンヌに吹かせてくれた」や「現代の問題に切り込んだ映画。齊藤さんは本当に素晴らしい演技だった」などのコメントが寄せられた。
映画は今冬日本公開。
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