豪華客船内コロナ対応に向かう医療チーム、細部までこだわりの小栗旬主演「フロントライン」メイキング写真&特別映像
2025年5月16日 13:00
本作は、新型コロナウイルスを事実に基づく物語として、オリジナル脚本で映画化。関根光才監督がメガホンをとり、主演の小栗に加えて、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、美村里江、吹越満、光石研、滝藤賢一が共演する。
物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後、日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヵ国の3711名。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により、10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で、最前線に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。

当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(Disaster Medical Assistance Team)だった。DMATとは、医師、看護師、医療事務職で構成され、大規模災害や事故などの現場におおむね48時間以内から活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストではあるが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていなかった。
映画では、ダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に入港した20年2月3日から乗客全員の下船が完了した2月21日までが描かれる。湘南市民病院で緊急部部長の医師として働き、神奈川DMATの指揮官も務める結城英晴(小栗)のもとに一本の電話がかかってくる。その内容は、横浜港に停泊しているクルーズ船で新型コロナウイルスの陽性が出たのでDMATに出動してほしいというものだった。翌日、対策本部に招集された結城は、厚生労働省の役人で神奈川県庁へと派遣された立松信貴(松坂)に、DMATに船に乗り込んで治療をしてほしいと難題を突き付けられる。

メイキング写真で確認できる、小栗演じる結城英晴が劇中で使う聴診器は、結城役のモデルとなり実際に当時のダイヤモンド・プリンセス号の対応ではDMATの指揮をとっていた阿南医師のものを使用して撮影が行われ、結城が船内でクルーに診断するシーンにも阿南医師が立ち会いアドバイスをもらうなどワンシーンごとに細部までこだわっている。また、クルーズ船内の状況もリアルに再現され、当時船内に出動していたDMATの隊員からもう一度現場を味わっているかのようと感想があがるほど。

撮影を終えた後のインタビューで小栗は、結城という役を演じる上で「阿南先生の持っている雰囲気を何となく醸し出せたら良いなと思いながら演じましたが、とにかく彼ら(DMAT)が持っている信念や、出来る限り救える命は救う。その思いはブレずに持ち続けたいなというのが結城という役をやる上で原動力になっていましたね。」とコメント。撮影現場ではDMATの“やれることは全部やる”という信念のものとキャスト一丸となって熱い演技を生み出した。そのほか、キャストがそれぞれ監督と談笑する姿や、綿密な打ち合わせをする姿、そして本番の撮影の様子などが写っている。
「フロントライン」は6月13日に全国公開。
(C)2025「フロントライン」製作委員会
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