有村架純、マイクなしで鈴木亮平にツッコミ「アンパンマンちゃうねん!」【「花まんま」初日舞台挨拶】
2025年4月25日 22:04

第133回直木賞を受賞した、朱川湊人氏による短編集を映画化した「花まんま」が4月25日、全国354館で封切り。東京・有楽町の丸の内TOEIで、初日舞台挨拶が行われ、主演の鈴木亮平、妹役を務めた有村架純、共演する鈴鹿央士とファーストサマーウイカ、前田哲監督が登壇した。

大阪の下町を舞台に、両親を早くに亡くし、大阪の下町で暮らす2人きりの兄妹・俊樹(鈴木)とフミ子(有村)の絆を描いた人情ドラマ。鈴木は「フミ子が有村さんで、素直に心から良かったなと思う。幸運でした」と全幅の信頼を寄せていた。原作は兄妹の幼少期がメインになっており、「思春期は描かれていないので、僕の中で勝手に、フミ子の思春期がめっちゃ大変やったという設定にしていた。嫌われたくないなっていう空気感を経ての、ベタベタじゃない兄妹愛にこだわった」と役作りを振り返った。
この告白に、有村は「いま初めて知りました」と驚いた表情。「そういった部分はお互い、言葉にしなくても信頼し合ってお芝居ができた」と、こちらも“兄”に絶大な信頼を寄せる。

鈴木は兵庫県西宮市、有村は同じく兵庫県伊丹市出身。有村の映画デビュー作である「阪急電車 片道15分の奇跡」(2011)には、鈴木も出演しており「当時、一緒のシーンはなかったんですが、今回、同じ地元関西が舞台の映画で、またご一緒できるのは縁を感じます。亮平さんは地元のお兄ちゃん、じゃないですけど、親近感をもって現場に立つことができた。兄やんが亮平さんで良かった」と感謝を伝えた。

劇中のフミ子の口癖“一生のお願い”にちなみ、共演者にお願いしたいことを問われると、鈴木は「関西弁で、つっこんでください」と有村にお願い。「今日公開になりました、映画『アンパンマン』。ぜひ見てください」とボケると、有村はマイクなしで「アンパンマンちゃうねん!」と全身全霊のツッコミを入れ、即席の兄妹漫才を披露した。


そんな有村は「ウイカさんの声を少し分けてほしい!」と明かし、自身の声量が悩みだと告白。「こういった普通の会話で、全然言葉に芯がなくて。ウイカさんの声は、どれだけ早口でしゃべっても、全部聞き取れるので、すごく欲しいスペック」だと、うらやんでいた。
また、同じ質問に鈴鹿は「亮平さん、胃腸をください」と珍回答。現在、役作りのための肉体改造に苦しんでいるそうで、作品ごとに体型を変えている鈴木の“胃腸”にせん望のまなざし。思わず苦笑いの鈴木は、「あとで楽屋でね(笑)」と、大人の対応を見せていた。

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