なぜハリウッド映画より日本映画の方が儲かる? 「映画ビジネス」を徹底解説した書籍、5月23日発売
2025年4月22日 13:00

映画産業の全貌を紐解く書籍「映画ビジネス」が、5月23日に発売される。
経済産業省がエンタメ産業を2033年までに自動車産業並みの20兆円規模まで成長させる目標を掲げる中、日本映画は「ゴジラ-1.0」と「君たちはどう生きるか」のアカデミー賞受賞という歴史的快挙を成し遂げた。大きな転換点を迎えた今、同書では映画業界の製作から配給、興行に至るまでの仕組みと課題、そして未来への展望を豊富な事例とともに解説している。
著者は、映画ジャーナリスト、プロデューサーの和田隆。1997年に文化通信社に入社し、映画業界紙の記者として17年間、取材を重ね、記事を執筆。現在は映画情報サイトの記者のひとりとして、ニュースや映画評論などを発信するとともに、映画のプロデュースも手掛けている。映画の業界紙記者として邦画と洋画、大手メジャーとインディーズなどの社長や役員、製作プロデューサー、宣伝・営業部、さらに業界団体などに取材を続けており、プロデュース作品として「死んだ目をした少年」「ポエトリーエンジェル」「踊ってミタ」などがある。田辺・弁慶映画祭の特別審査員も務めている。
「映画ビジネス」は、「序章 アメリカを席巻した日本映画業界の現状について考える」から始まり、以下のような内容に言及していく。
なお、終章では映画ビジネスの未来についての展望が語られている。経済産業省が24年9月に立ち上げた「映画戦略企画委員会」の動向や、是枝裕和監督らが提言する「日本版CNC(国立映画映像センター)」設立の可能性など、映画産業の持続的発展に向けた政策的取り組みについても言及。また、映画制作現場の労働環境改善や、若手人材の育成、多様な作品が共存できる映画産業のエコシステム構築など、業界が抱える課題とその解決策についても提言している。
「映画ビジネス」は、5月23日発売。価格は1848円(税込)。
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