「名探偵コナン　隻眼の残像」初日興収10.5億円！山田孝之「実写だとありえない、コナン人気はすごい」と驚き

毛利小五郎と長野県警の隻眼の警部・大和敢助がキーパーソンとなり、長野の雪山を舞台に巻き起こる過去と現在の事件を描く。4月18日から全国522館で公開され、公開初日で観客動員数69万人、興行収入10.5億円を突破。シリーズ歴代No.1ヒット作の「名探偵コナン　100万ドルの五稜星（みちしるべ）」（2024年4月12日公開、興行収入158.8億円）対比で109％を記録した。

数字が発表されると、会場からもどよめきが湧き起こった。江戸川コナン役の高山も目を丸くし、「すごいね。おじさん効果だね」とキーパーソンの一人となる小五郎に感謝を伝えた。本作の舞台が山となることから、「一ヶ岳登頂 」「ニヶ岳登頂」という数え方で鑑賞回数を表現することが先日行われたファンミーティングで決まり、さっそく高山は「ちなみに三ヶ岳、五ヶ岳はいますか？」と会場に質問。すでに「八ヶ岳登頂」をしたファンも見受けられ、高山は「すでに八ヶ岳を制覇している人がいることに、すごく驚いています。本当にありがたい。それだけ何回観ても面白いものなんだなと、再確認しました。何回も登りたくなるよね」と語りかけつつ、「でも頑張りすぎないでね。避難しないように」と気遣いを見せた。ゲスト声優として大友隆役を務めた山田は「実写だとありえないこと。すごいですよね」と驚愕しきり。「2日目にもう8回観ているというのは、聞いたことがないですね。コナン人気はすごいと思います」と噛み締めるように語っていた。

劇場版で小五郎が活躍するのは、20年ぶりのことだという。高山は「やっぱりできる人なんだとわかりました。もちろん知ってはいましたが、やればできる子は、やる子だったんですね。おじさん、ステキでしたよ」と小五郎の勇姿に惚れ惚れ。山崎が「よく言い過ぎ」とツッコむと、小山が「コラ！」と叱るなどキャラクターの関係性そのままのようなやり取りに会場も大喜びとなる中、山崎は「カッコいいなと思いました。この姿をお母さんが見てくれたらいいのになと思った」と蘭の気持ちを代弁した。さらに小五郎の見どころとして、小山が「腕は落ちてない！」とアピールすると会場からも拍手が起こっていた。

長野県警の大和敢助役の高田は、「台本をいただいてストーリーを確認して、プレッシャーがワクワクとした緊張感に変わった」と述懐。「敢助がこういう景色の中で負傷したんだなと、自分自身もいろいろと感じることができました。負傷する前の初々しい敢助の姿を見られたので、自分も新鮮でした」と新たな敢助の魅力を発見した様子。同じく長野県警の上原由衣役を演じる小清水は「『よし、頑張るぞ』という気持ちでいたものの、想像を大きく越える皆様の期待と愛を受け、いまだにドキドキが収まりません」とファンを前に苦笑い。「高田さんと会った時に、『亜美ちゃん、聞いた？　次、長野県警がメインでいっぱいしゃべったり、いろいろやるらしいよ。どうしよう』と言っていた」と長野県警にスポットが当たると知った高田が慌てていたことを暴露しつつ、「『一緒に頑張りましょう』と話していた」と力を合わせて進んできたと目尻を下げていた。

ゲスト声優として円井まどか役を務めた山下は、関係者の試写で本作を鑑賞した際に「全席、埋まっていた」とスタッフの熱気を感じたという。「通された席が、山田さんと（原作者の）青山（剛昌）先生の間という…。激ヤバな席で。手汗が止まらなくて、すごい体験をさせていただきました」と裏話で会場を盛り上げる一幕もあった。最後に「感謝しています」とファンにお礼を述べた高山は、「こうしてまた初日を迎えられたこと、こうやって皆さんに会えることもうれしいです。このうれしさ、熱さをずっと続けていきたいので、私はこれからも何ヶ岳もみんなと一緒に登っていきたい」と宣言し、大きな拍手を浴びていた。