人気チョコレート「ハーシー」誕生秘話を描く映画、2026年公開へ
2025年4月17日 11:00

アメリカを代表するチョコレートブランド「ハーシー」の創設者ミルトン・ハーシーとその妻キティの物語を描く実写映画の製作が決定したと、米バラエティが報じている。
「ミーン・ガールズ」や「花嫁のママ」で知られるマーク・ウォーターズ監督のもと、主演には「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズで注目を集めたフィン・ウィットロックがミルトン・ハーシー役、「エマの秘密に恋したら」のアレクサンドラ・ダダリオがキティ役を演じる。
本作は19世紀末、何度もの挫折を乗り越えたミルトン・ハーシーが、当時贅沢品だったチョコレートを革新的な大量生産方式で一般市民にも手の届く存在へと変えていく軌跡を描く。1907年に発売された円錐形の「キスチョコレート」誕生の舞台裏も映画の見どころとなりそうだ。
ハーシー夫妻の物語で特筆すべきは、事業の成功を社会に還元した慈善精神だろう。1909年、彼らは孤児や恵まれない子どもたちのためにハーシー産業学校(現ミルトン・ハーシー・スクール)を設立。ミルトンは生前に財産の大部分を教育基金に寄付し、アメリカで最も影響力のある教育財団の一つを築いた。
また、チョコレート工場周辺には従業員のための理想的なコミュニティを開発。劇場やレクリエーション施設を整備するなど、当時としては革新的な福利厚生を実現した。現在も「チョコレートの香りがする街」として知られるペンシルベニア州ハーシーの誕生秘話も映画では描かれる予定だ。
近年はポップタルト誕生を描いた「アンフロステッド ポップタルトをめぐる物語」やチートスの開発者を主人公とした「ブレーミングホット! チートス物語」など、ブランド創業者の伝記映画が注目を集めている。
「ハーシーの物語はまさにアメリカン・ドリームの象徴です」とハーシー/カンパニーのミシェル・バック社長兼CEOはコメント。ウォーターズ監督も「この映画の核心はミルトンとキャサリン・ハーシーの特別な愛の物語です」と語り、単なる企業伝記ではなく、愛と情熱に支えられた社会貢献の感動ドラマとして描く意向を示している。
撮影は5月から米ペンシルベニア州で開始される予定だ。
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