デミ・ムーアが“美&若さ”にしがみつく狂気の女優に「サブスタンス」監督インタビュー 40代で感じた“強力な負のオーラ”が製作の原動力に
2025年3月27日 10:00

第97回アカデミー賞では主演女優賞含む5部門にノミネートされたデミ・ムーア主演作「サブスタンス」。40歳を超えて映画界デビューしたコラリー・ファルジャ監督が描きたかった“その先“について語ったインタビュー特別動画が公開された。
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。だが薬を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体“スー(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの中から現れる!若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、一つの心をシェアするふたりには【一週間ごとに入れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめる――。
インタビューでは、40歳を過ぎ「REVENGE リベンジ」で監督としてデビューするも“(若さを失った)私にはもう価値がない”“映画界でもう居場所が無い”と強力な負のオーラを感じたと振り返るファルジャ監督が、「サブスタンス」を撮るに至った理由や、本作通して描きたかった“その先“や、デミ・ムーア演じるエリザベスのモデルとなった俳優について明かす。
「なぜこれほどまで年を取ることに不安を抱くのか」「そこから自分を解放させたかったですし、より広い視野で考えたいと思った」「“この原因は何なのか” “なぜこのような社会的規範が作る心の檻からの脱出がこれほど難しいのか”とね」など、自身の過去に抱いた痛みや違和感を重ね合わせながら、本作を製作した理由について、丁寧に言葉を紡く。
続いて、エリザベスは実際にアカデミー賞主演女優賞を2度受賞した後、別の生き方としてエアロビ番組で人気を博したジェーン・フォンダがモデルであると語る。年齢を理由に映画界から追いやられたエリザベスが、次の生き方を見つけたにもかかわらず、なぜ再び居場所を追いやられ、危険な“サブスタンス(再生医療)“に手を出す必要があったのかなどを解説している。
映画は5月16日公開。
(C)The Match Factory
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