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レイフ・ファインズが「教皇選挙」に強く惹かれた理由は?「脚本が秀逸。直感的にその世界に入りたいと思った」

2025年3月20日 10:00

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画像1(C)2024 Conclave Distribution, LLC.

第97回アカデミー賞で作品賞を含む計8部門でノミネートされ、脚色賞(ピーター・ストローハン)を受賞した「教皇選挙」が、3月20日に公開された。

同作は、カトリックの総本山バチカンで、トップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙“コンクラーベ”の内幕を描くミステリー。ジャーナリスト兼作家のロバート・ハリスの原作を、「裏切りのサーカス」でアカデミー賞にノミネートされたピーター・ストローハンが脚色し、Netflixオリジナル映画「西部戦線異状なし」のエドワード・ベルガー監督が映画化した。

主演を務めたのは、「ハリー・ポッター」シリーズでのヴォルデモート卿や、「007」シリーズでのMなど、大ヒットシリーズ作品でもおなじみのイギリスの名優レイフ・ファインズ。演じるのは、教皇選挙“コンクラーベ”を執り仕切る首席枢機卿ローレンス。ファインズは、以前からストローハンの脚本を高く評価し、ベルガー監督の前作「西部戦線異状なし」にも感銘を受けていた。

このほど、映画.comでは、ファインズのオフィシャルインタビューを入手。脚本の魅力や役作りについて語り尽くしている。

画像2(C)2024 Conclave Distribution, LLC.
――出演オファーの感想を教えてください。
ピーター・ストローハンの脚本が秀逸で、脚本を読んで、直感的にその世界に入りたいと思った。プロデューサーの一人のテッサ・ロスも有能だし、エドワード・ベルガー監督は「西部戦線異状なし」が傑作だったからオファーを受けたときは嬉しかった。彼と働けることに興奮したよ。
――具体的に脚本のどこが秀逸でしたか?
脚本は政治的な緊張感が見事で、読み応えがあり、重層的だった。世間一般のイメージでは、コンクラーベは腐敗した世界だという見る向きが強い。確かに野心や腐敗もあるだろうが、本当に重要なのは誰が精神的指導者としてふさわしいかという点だ。脚本には政治的な陰謀だけではなく、教皇に本当に適任なのは誰かという議論も描かれている点が秀逸だったよ。
画像3(C)2024 Conclave Distribution, LLC.
――演じたローレンス枢機卿にどのような印象を受けましたか?
ローレンスは政治的な緊張関係にあふれたコンクラーベを、心ならずも執り仕切る立場に置かれている。本当は修道院生活を望んでいるのに、争いの渦中にいるんだ。信仰に誠実である彼が、選挙を倫理的かつ道徳的に、そして透明性をもって進行させるために直面するさまざまな課題が、本質的にドラマチックで惹きつけられたよ。
――原作では主人公はイタリア人ですが、あなたがイギリス人であり、セリフの大半が英語だったため、イギリス人のローレンス枢機卿へと変更されたと伺いました。
キャラクターの国籍と演じる俳優の国籍が違うのは、時代の流れに合わない。今はキャラクターと同じ国籍の俳優が演じるのが好まれている。30~40年前に比べるとその傾向が強いと思うよ。
画像4(C)2024 Conclave Distribution, LLC.
――エドワード・ベルガー監督はどのような人物でしょうか。
エドワードは働きやすい環境を作り出す人で、仕事に熱心でよくキャストの話を聞く。彼は決して準備に手を抜かないんだ。それに彼は周囲の声に耳を傾ける人で、俳優からスタッフまであらゆる人から尊敬を集める。包容力があるだけでなく、自分が作りたい映画を知っている。それがいい雰囲気を作り出している。
――スタンリー・トゥッチジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリー二との共演はいかがでしたか?
人間性も素晴らしい俳優たちとの共演は非常にやりがいがあった。すばらしいチームスピリットを見つけられたと思う。彼らとの共演は、まるで贈り物のようだった。私は全員の大ファンで、一緒に演技をすることができて感動したよ。
画像5(C)2024 Conclave Distribution, LLC.
――最後にこれから映画を見る観客へメッセージをお願いします。
表向きは政治的なスリラーだが、実は「信仰」とは何かを問う物語だ。次の指導者を決めるコンクラーベ(教皇選挙)が、まるで国のトップを選ぶ政治劇のように展開する。誰がふさわしいのか? その答えが明らかになるまで、緊張感が張り詰めている映画だ。
しかし、難しく考える必要はない。枢機卿たちも、ただの人間だ。ただ、彼らはキリスト教の道を選び、会衆を導く責任を背負っている。彼らが信仰と向き合う姿は、観客にとって非常に興味深いものだろう。
特に気に入ったのは、コンクラーベの詳細を妥協なく描いている点だ。登場するキャラクターも一筋縄ではいかず、「十二人の怒れる男」のように、立場は違ってもすべての人物の動機に興味を引かれる。まさに見ごたえのある作品だよ。

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