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妻夫木聡×広瀬すず×窪田正孝×永山瑛太「宝島」主要キャスト4人の“信念”映すキャラクタービジュアル初披露

2025年3月19日 17:00

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圧倒的な熱量で描かれる「宝島」
圧倒的な熱量で描かれる「宝島」
(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会

第160回直木賞を受賞した真藤順丈氏の傑作小説を大友啓史監督のメガホンで映画化する「宝島」の主要キャストのキャラクタービジュアルが初披露された。“沖縄がアメリカ時代だった時代”を生き抜いた幼なじみ4人に息吹を注いだ妻夫木聡広瀬すず窪田正孝永山瑛太の真摯な眼差しを確認することができる。

舞台は全てが失われた戦後沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”となり、自由に生きることを模索していた若者たちがいた。主人公のグスク(妻夫木)、幼なじみのヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、皆の英雄的存在であるリーダーのオン(永山)はいつか「でっかい戦果」をあげることを見ていたが、ある襲撃の夜、オンは忽然と姿を消してしまう。

初公開されたキャラクタービジュアルには、思い思いの表情を浮かべる4人の姿とともに、それぞれの「信念」ともいえる象徴的な言葉が並べられている。沖縄で生活する人々とともに歩み、姿を消したオンを刑事として探すグスクは「正義」、最愛の人であるオンとの約束を胸に教師として子どもたちに寄り添うヤマコは「」、兄・オンを見つけ出すためにヤクザへの道を選んだレイは「闘志」、沖縄の行く末を案じたまま姿を消したオンは「未来」。

また、ビジュアルには「なぜ英雄は消えたのか? 20年後に明かされる衝撃の真実」というコピーが添えられている。残された3人は英雄オンの姿を胸に秘め、混沌とした時代を全力で駆け抜ける。製作費25億円をかけた今作は、度重なるコロナ禍で2度の撮影延期を挟み、24年2月に悲願のクランクイン。大友監督をはじめとするスタッフ、キャスト全員が「どうしても今の時代に届けたい」と強い情熱を抱き続けてきたからこそ実現した渾身のプロジェクトだ。

奇しくも戦後80年となる今年、全国で公開となる。大友監督は「アメリカに統治された沖縄で“戦果アギヤー”と呼ばれた若者たちが何を考え、何を感じ、何を大切にして生きていたのか。そこには混沌として今の時代を生きていく上で、本当に大事なものは何かをもう一度考えるヒントがある。映画というエンタテイメントの中で、日常の時間を忘れて、少しでもあの時代を追体験し、ひとりひとりが心の中に何かを持ち帰っていただけたら」という思いを胸に、作品完成に向けた仕上げ作業に余念がない。

宝島」は、9月19日から全国で公開。

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