【第48回日本アカデミー賞】最優秀アニメーション作品賞は「ルックバック」 河合優実が押山清高監督を祝福
2025年3月14日 22:54

第48回日本アカデミー賞の授賞式が3月14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで行われ、押山清高監督作「ルックバック」が最優秀アニメーション作品賞に輝いた。
本作は、「チェンソーマン」で知られる人気漫画家・藤本タツキ氏が、2021年に「ジャンプ+」で発表した同名読み切り漫画を劇場アニメ化。ひたむきに漫画づくりを続けるふたりの少女の青春を描いた。
押山監督は、アニメーターの井上俊之、声優を務めた河合優実とともに登壇。「ここに立っている井上さんは、本当に優秀なアニメーターで、何十年とアニメーション業界を支えてくださった職人スタッフです。アニメーションは、技術でもって映画を作ることに支えられている表現です。本作に関わってくれたスタッフもそうですが、日本のアニメーション業界を支えてくださっている多くのアニメーターたち、スタッフたちとともに本作は作られたと思っています」と、感謝を伝える。
スタジオジブリの西岡純一氏がプレゼンターを務めていたことから、押山監督は、「スタジオジブリさんからこの賞をいただけたということで、7年前、私は宮﨑駿監督のもとで、『君たちはどう生きるか』のいちアニメスタッフとして参加していました。その現場から離れる際に、『これからは自分たちの映画づくりに行きます』と、宮﨑さんにお別れの挨拶をしたのですが、スタジオジブリからこうした賞を受け取ることができたのは、特別で感慨深い気持ちになっています」と、万感の表情で語った。
河合は、「本当におめでとうございます」と祝福し、「声を演じる前にアニメを見たときから本当に素晴らしい作品で、心奪われて。押山監督のアニメーションが世界の皆さんに届くこと、すごくワクワクして待っていたので、こういう日を迎えられてとても嬉しく思うのと同時に、『やっぱり』という気持ちもあって。私は本当に『ルックバック』を誇りに思っていますし、関わられた皆さんに敬意を表したいと思います」と、メッセージを託した。
なお、優秀アニメーション作品賞は、「がんばっていきまっしょい」「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が受賞した。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント