スカーレット・ヨハンソン、個人でのSNS参入提案を断る マヤ・ホークはフォロワー数を重視する映画業界の実情を告白
2025年3月12日 19:00

米人気女優のスカーレット・ヨハンソンが、映画宣伝のためにインスタグラムアカウント開設を提案されたものの、自分らしくいられないことを理由に断っていたことを明かした。ハリウッドにおけるSNSとキャリアの複雑な関係性に一石を投じる発言として注目されている。
米InStyleの表紙を飾ったインタビューで、ヨハンソンは映画の配給元であるユニバーサル・ピクチャーズからの依頼への対応を率直に語った。「今日も、ユニバーサル・ピクチャーズからメールが来て、『ジュラシック・ワールド 復活の大地』の公開に合わせてインスタグラムを始めることを検討してくれませんか? と言われました」
ヨハンソンは、自身にとって「自分らしくいられる方法でこれができるだろうか?」と熟考した結果、「それは無理だと感じた」と決断したという。彼女は個人のSNS参入を拒む一方で、ビジネス面での価値は十分認識しており、自身が立ち上げたスキンケアブランド「The Outset」のインスタグラムには積極的に関わっている。「私もそこに参加しています。面白くて楽しいし、プライバシーへの干渉も少なくて済みます」と説明した。
「私の仕事は常に誠実さを大切にしています。それが重要な要素なんです」とヨハンソンは強調。「もし私がSNSを本当に楽しむタイプの人間なら、完全にそれに乗っかることもできるでしょう。でも私はそうではないんです。そして、映画は私がSNSをやらなくても大丈夫だと思います」と自身の芸術性と職業倫理を優先する姿勢を示した。
ヨハンソンは、SNSを避けるハリウッドのトップスターの一人だ。同様の立場を取る女優のマヤ・ホークは米ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場し、現代の映画業界の実情を赤裸々に語った。ホークによれば、SNS時代において俳優とセレブリティの境界線が「非常に曖昧になっている」という。さらに衝撃的なのは、一部のプロデューサーがフォロワー数に基づいて俳優を起用する傾向があるという実態だ。
「インスタグラムなんてどうでもいい、最悪です。でも知っておいてほしいのは、あるレベルのフォロワー数があれば映画に資金が集まるということ。私は映画を作りたいので、それは非常に混乱する線引きなんです」とホークは映画製作の現実を説明している。
さらに、業界の矛盾を指摘する。「多くの素晴らしい監督たちとSNSについて話すと、『インスタグラムを削除したほうがいい』と言われるのですが、すぐに現実的な事情も教えてくれるんです。『実はプロデューサーと映画のキャスティングをするとき、キャスト全員の合計フォロワー数が一定以上必要だという条件が出されるんだ。だからもし君がインスタグラムを削除すれば、その分を補うために他の高フォロワー数の俳優を起用しなければならなくなる』と」
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