仲間由紀恵、子役からのサプライズレターに感極まる 「STEP OUT」沖縄公開記念舞台挨拶
2025年3月10日 15:30

仲間由紀恵主演の「STEP OUT にーにーのニライカナイ」の沖縄公開記念舞台挨拶が3月8日、那覇市の桜坂劇場で行われ、本作でシングルマザー役を演じた仲間、Soul、又吉伶音が登壇した。
本作は、「TRICK」シリーズの堤幸彦監督と仲間が約10年ぶりに再タッグを組んだヒューマンドラマで、3月7日から映画の舞台となった沖縄で先行公開中。仲間が映画では初となるシングルマザー役(朱音)を演じ、苦しい生活の中でもダンサーの夢を追いかける踊(Soul)と、兄を慕う舞(又吉)が、友人や地元の人たちの温かい輪の中でニライカナイ(理想郷)を見つけていく姿を描く。

沖縄出身の仲間は、「桜坂劇場に(出演者として)来るのも一つの夢だった」と語り、「2年前に撮影をいたしました。スタッフ・キャストみんなで思いを込めて作った作品です。今日は皆さんに見ていただけて本当に嬉しいです」と安堵の表情を見せた。
久々のタッグとなった堤監督との仕事を振り返り、「そんなに年数が空いていたかなとわからなくなるくらい、すぐに監督のやりたいことがすっと入ってきて、いつものリズムで撮影に進めたのが嬉しかったです。沖縄の湿度とか、風とか、自然なものを肌に感じながら沖縄で生きている女性、生きている家族を演じることができました。監督も沖縄のことが昔から大好きで、一緒に作品を完成することができて本当にありがたく感じています」と喜びを語った。
これを聞いていたSoulが、「ふたりの漫才がもう最高でした」と暴露。慌てた仲間が「“会話”なんだけど、自然とああなっちゃうのよ……」と苦笑しつつフォローしたが、「ナチュラル漫才です」とさらに続けて会場は笑いに包まれた。

Soulと又吉は本作が映画初出演。撮影中のエピソードを聞かれたSoulが、「撮影前に演技レッスンをしている時に、兄妹感を増すために(ショッピングモールの)パレットを、兄妹のようにふたりで手を繋いで歩いておしゃべりしていました。その頃はまだ話す機会はなかったんです」と答えると、仲間は「その時にふたりで何を話したの?」と興味津々。これには又吉が、「エスカレーターの速さとか、そこにトイレットペーパーがあるよとか、変なことをしゃべっていました。周りからの視線がちょっと気になって」と答え、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
これを受け仲間は、「Soulくんは伶音ちゃんの面倒をよく見ているな、よく話しかけているなと思ったし、伶音ちゃんもすごくSoulくんを信頼しているんだろうなという自然な空気がもう出来上がっていたので、撮影のときには全くわからなかったです。いい兄妹だなと思ってみていました。沖縄の女性たち、お母さんたちは、大変だけど“なんくるないさ”で頑張っていこうという明るさがあると思っていますので、私も、何とかなるかなっていう思いで頑張っているお母さんを演じました」と母の顔をにじませていた。
さらに、仲間にはサプライズで子どもたちから手紙が朗読された。手紙の全文は以下のとおり。


ふたりのあたたかな手紙に会場からも拍手が発生したが、仲間も「嬉しいです。心のこもった手紙を読んでくれて泣きそう。Soulくんと伶音ちゃんとまたお仕事一緒にできるようにしたいです」と瞳を潤ませ、感無量の様子だった。「STEP OUT にーにーのニライカナイ」は3月14日から新宿ピカデリーほか全国で公開。

(C)映画「STEP OUT にーにーのニライカナイ」製作委員会
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