イギリス製ラブサスペンス「FEMME フェム」危険かつセクシーな予告編&場面写真を公開
2025年3月10日 16:00

「キャンディマン」のネイサン・スチュアート=ジャレットと「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイが共演したイギリス製ラブサスペンス「FEMME フェム」の予告編と場面写真が公開された。
本作は、ヘイトクライムの標的にされたドラァグクイーンが、自分を襲撃した男を相手に危うい駆け引きにのみ込まれていく姿を描く。2021年に英国アカデミー賞にノミネートされたサム・H・フリーマン&ン・チュンピン監督による同名短編を、同監督のメガホンで長編映画化している。

ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーンのジュールズ(ネイサン・スチュアート=ジャレット)は、タトゥーだらけの男プレストン(ジョージ・マッケイ)と出会う。しかしその出会いは突如として憎悪に満ちた暴力へと変わり、ジュールズは心身に深い傷を負う。数カ月後、ジュールズはゲイサウナで偶然にもプレストンと再会。自身の性的指向を隠して暮らすプレストンに復讐するチャンスを得たジュールズは巧みに彼に接近するが、密会を重ねるうちにプレストンの暴力的な仮面の奥に潜む脆さと葛藤が浮かびあがり、ジュールズの心にも説明のつかない感情が芽生えはじめる。
予告編では、最悪の出会いから始まったジュールズとプレストンが距離を縮めていく中で、支配と服従の関係性が生まれ、そこから危うい駆け引きが始まり、行きつく先の読めない展開になっている。復讐のためにプレストンに近付いたジュールズが彼を知ることで感情は揺れ動き、周囲にはワルぶっているプレストンもジュールズの前でのみ心を許したような表情を見せる。二人の心情が二転三転し、さらに支配と服従の関係が逆転する様子も垣間見える、危険でありながら同時にセクシーな予告編となっている。

併せて公開された場面写真では、見つめ合うふたりのカットや親し気な食事シーン、殺気だった表情を見せるプレストン、ドラァグクイーンとしてステージに立つジュールズの姿などを確認することができる。
(C)British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
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