堤幸彦監督「THE KILLER GOLDFISH」ポルト国際映画祭で喝さい! 日本公開は5月2日に決定
2025年3月4日 18:00

堤幸彦監督のユキヒコツツミ名義による新作映画「THE KILLER GOLDFISH」が3月2日(現地時間)、ポルトガルで開催されているポルト国際映画祭で公式上映され、堤監督と主演の岡エリカ、森谷雄プロデューサーが舞台挨拶に立った。
今作は堤、本広克行、佐藤祐市という日本を代表する映画監督とプロデューサーの森谷が立ち上げ、Web3(トークンエコノミー・NFTなど)を活用して活動資金を調達し、2022年1月から活動するクリエイティブコミュニティ「SUPER SAPIENSS(通称スパサピ)」の長編第1弾作品。3人が同作を引っさげて国際映画祭に出席するのは、昨年11月のロンドン国際映画祭オープニング上映に続き、2都市目となる。


上映後、拍手喝さいのなか登壇した堤監督は「人類史を発端とする壮大な復讐劇と、“人類史×輪廻×超能力”という前代未聞のジャンルにトライし、とんでもない作品をつくりました」と語り、場内を盛り上げた。岡は「この作品は私にとって、初めてのお芝居となった作品で、それがこのように海外の映画祭で上映いただき、そして登壇させていただけることが夢のようです」と吐露。自身初芝居というくだりで、客席からは驚きの声があがっていたという。
海外映画祭をめぐってきた今作だが、満を持して5月2日から日本での公開が決定した。4月24日にジャンプレミアを行い、5月2日の公開劇場は、良作を上映し続けるミニシアター「シモキタ-エキマエ-シネマ K2」での1館スタートを“あえて”選択。これには作品への思い、「新太しい興行の形」にチャレンジするという思いが製作サイドにあり、広く短い公開ではなく劇場としっかりタッグを組み、熱狂が連鎖し多くの人が観られる興行形態を目指すという考えが込められている。


ポルトでの上映を終えた森谷プロデューサーは、「世界に打って出た!そう胸を張れる瞬間でした!300席の満席の会場に涙が出ました。この作品がこれからも世界を駆け巡るのがイメージ出来ました。4月のジャパンプレミア、そして、5月2日からの日本での公開をお楽しみに!」とコメントを寄せている。


ネアンデルタール人によるホモサピエンスへの復讐を題材にした完全オリジナルストーリーシリーズ。『SUPER SAPIENSS』シリーズ初のウェブトゥーン&映画化となる監督・ユキヒコツツミと萱野孝幸の原作 「キラー・ゴールドフィッシュ」。公安特設課超常事件想定班、通称「マルチョウ」の女性捜査官・環栄李花は、金魚による奇妙な殺人事件を捜査する内に、人類史を発端とする壮大な復讐劇に巻き込まれていく。
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